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【ハーブ辞典】セージ

ソーセージの名前の由来で、古くから『長生きできるハーブ』ともいわれるセージは、和名にもヤクヨウ(薬用)サルビアと記される通り、非常に薬効に富むハーブです。古くからハーブティーやスパイスとしてだけでなく、薬用や魔除け、美容ハーブとして私達の生活のそばにありました。
今回はそんなセージの魅力について深掘りしていきます。

TOPICS

セージとは?

英名:Common Sage
和名:ヤクヨウサルビア
学名: Salvia officinalis
植物分類:シソ科アキギリ属(サルビア属)
花言葉:「尊敬」「知恵」「家族愛」「幸せな家庭」

セージの特徴

セージは地中海沿岸が原産地で、ヨーロッパを中心に生息するシソ科アキギリ属(サルビア属)の植物です。セージは約900種類あり「食用」と「観賞用」に分かれ、一般的に「セージ」というと「コモンセージ」という種類のことを指します。
コモンセージは、ヨーロッパの南部や地中海沿岸の石灰質の日当たりのよい斜面に自生しており、高温多湿に弱く、寒さに強い性質を持つことから、乾燥していれば-15℃程度の環境下でも生育できるといわれています。

料理やハーブティーに多く使われるセージは、肉厚で全体に白い毛が生えており、この薄緑色の葉の色をセージグリーンとも呼びます。葉の香りはミントにも似た爽やかで強い香りが特徴です。
花の開花時期は5月〜7月のものが多く、白や紫など鮮やかな花をつけ、草丈は30cm~100cm程まで成長します。

セージの種類

約900種類あるセージ。ここでは代表的なコモンセージ以外の私たちに馴染みのあるセージの種類をご紹介します。

ホワイトセージ

カリフォルニア州南西部に自生し、白っぽい茎や葉が特徴です。その白い見た目から「ホワイトセージ」と呼ばれ、白色=汚れのない・神聖な色と考えられていることから、ネイティブアメリカンの宗教儀式や、浄化アイテムとして利用されています。

‐クラリセージ

淡い紫色で長い穂のような形状が特徴です。花と茎で1メートルを悠々と超える、背の高い植物です。クラリセージは「女性のためのハーブ」とも呼ばれ、女性ホルモンに似た成分であるスクラレオールを持ち、月経不順やPMS、更年期障害など、女性特有の症状の改善が期待できるともいわれています。

‐パイナップルセージ

葉を揉むとパイナップルのような甘くて優しい香りを放つのが特徴です。秋になると赤く美しい花を楽しむことができます。パイナップルの香りがすることから、肉料理だけでなくハーブティーやケーキ作りの隠し味としても楽しめます。

セージの歴史

「セージが育つ家には死人が出ない」「長生きしたければ5月にセージを食べよ」といわれるほど、セージの薬効効果は古くから言い伝えられています。


セージの歴史は古く、紀元前300年にはギリシャの哲学者、テオフラストス著の「植物誌」で紹介されています。紀元後77年には古代ローマの博物学者で軍人である、プリニウス著の「プリニウス博物誌」の中で、セージには以下のような効果効能があると記載されています。

・ブドウ酒とともに飲むと遅れている月経を促進する
・煎じ汁を飲むと月経過多を止める
・セージの葉そのものを傷口に貼ると出血を抑える
・蛇に噛まれたときの毒消しになる


セージが地中海沿岸地方からイギリスに渡ったのは1世紀頃といわれており、ローマ軍がイギリスでの行軍中、道の両脇にセージの種を蒔いて進んだといわれています。そのため、セージが生い茂る道はローマ兵が通った跡と伝えられ、勝利を導く植物と親しまれるようになりました。
10世紀には、医学の中心地であったイタリアのサレルノでセージの薬効がたたえられ、疫病の薬として利用されました。

 

日本にセージが渡来したのは、江戸末期とされていますが、その当時はあまり定着しませんでした。大正時代には横浜、愛知などで薬用植物としての栽培の記録がありますが、ハーブとして本格的に導入されたのは1980年代のハーブブームのときです。

‐ソーセージの由来

セージは香りの良さから料理のスパイスとして使用されることも多いハーブです。
ソーセージ名前の由来ともいわれ、肉の臭みを抑え香りづけとしてだけでなく、抗菌作用を持つことから防腐目的とし、英語のSow(雌豚)にスパイスのSage(セージ)を混ぜこみ作ったのがソーセージといわれています。(諸説あります)

冷蔵庫がなく、食料の保存方法が限られていた時代に生まれた先人の知恵のつまったレシピです。

セージの効果・効能

セージは「医者、料理人にも、台所や地下室など場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」とドイツの薬草家がいうほど効果効能に優れたハーブです。

 

<セージの主な作用>
・抗酸化作用
・抗菌作用
・炎症予防
・消化器官の不調緩和
・免疫力強化

<セージの主な美容効果>
・抗酸化作用
・収れん効果
・血行促進効果
・消炎効果

セージの楽しみ方

ここからは、セージの活用方法をご紹介します。
乾燥セージは密閉容器に入れて直射日光や湿気を避けて保管し、生の精油はキッチンペーパーで包み、湿気を取りながら保存することで香りや風味を長く楽しむことができます。料理やハーブティーなど手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、是非参考にしてみてくださいね。

暮らしで楽しむ

‐料理で楽しむ

セージはその香りの高さからスパイスに用いられることが多く、中でも豚肉との相性がよく肉の味に負けないアクセントになります。また、脂っぽい料理をさっぱりとした香りでまとめてくれるので、バターやチーズ、牛乳を使った料理に合わせるのもおすすめです。ポークソテーやクリームパスタなどのスパイスとしてお使いください。

‐ハーブティー

セージはハーブティーとしてもお楽しみいただけます。爽快感のあるスッキリとした味が特徴で、抗菌作用や炎症予防を持つことから、喉がイガイガしたときなどにもオススメです。また、濃く煮だしたセージのハーブティーを冷まし、うがいとして使用することもできます。

‐スキンケアとして

セージは肌の消炎作用や収れん作用などが期待できるため、ニキビや毛穴のトラブルケアとして、セージ油が配合されたスキンケアの使用もおすすめです。

毎日のスキンケア・ヘアケアに

古くから生薬として私達の健康をサポートしていたオウゴンですが、昨今の研究では肌への効果が高いことも知られています。ネイチャーズウェイの自社製品で使用されているオウゴン根エキスは、同志社大学との協同研究の結果「紫外線(UV-B)ダメージから肌細胞を防御する効果が高い」と認められたオウゴン根エキスを使用しています。
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執筆者_寺本さん
執筆者

ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当

てらもと

理容師、エステインストラクターを経て、長年愛用していたナチュラグラッセを製造・販売するネイチャーズウェイに入社。現在、YoutubeやSNS等オンラインにて魅力発信を担当。趣味は登山と日本舞踊。

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わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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