紫外線吸収剤は肌に悪い?紫外線散乱剤との違いは?メリット・デメリットを紹介

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強い日差しから肌を守る日焼け止めには、「紫外線吸収剤」が使われているものと「紫外線散乱剤」が使われているものの2種類あります。今回は、そんな「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のメリット・デメリットをご紹介していきます。皆さんの日焼け止め選びの参考にしてみてくださいね。

TOPICS

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは?

日焼け止めには、紫外線を防止する成分として、「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」のどちらかが使用されています。

「 紫外線吸収剤」は、紫外線を肌の上で吸収し、熱エネルギーに変換・放出することで紫外線が肌内部に侵入するのを防いでいます。一方で、「紫外線散乱剤」は、肌表面で受ける紫外線を乱反射させ、紫外線の影響を防いでいます。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」には、それぞれメリット・デメリットがあるので詳しく見ていきましょう。

紫外線吸収剤とは?

紫外線吸収剤は、紫外線を一旦肌の上で吸収し、化学反応によって熱エネルギーに変換・放出することで紫外線が肌内部に侵入するのを防いでいます。紫外線吸収剤が配合されている日焼け止めは、一般的に「ケミカル成分配合」や、「ケミカル処方」などと呼ばれています。

この紫外線吸収剤は、基本的には無色透明のため、肌にのせた時に白浮きせず、塗り心地がなめらかなのが特長です。しかし、吸収できる紫外線の量や種類には限りがあり、紫外線吸収剤の配合量は法律で制限されています。特に、UV-A(長波紫外線)を吸収できるものは少ないため、紫外線吸収剤のみでSPF値やPA値の高い製品を作るのは難しいとされていますが、紫外線散乱剤と組み合わせれば、高SPF値で使い心地の良い製品を作ることができます。
高い紫外線防御力がある一方で、肌に合わないと感じる人も多いようです。

\紫外線吸収剤のメリット/

\紫外線吸収剤のデメリット/

「紫外線吸収剤」にまつわるこんなニュースも...

『ハワイ州で2021年1月1日から、サンゴ礁への有害性が指摘される物質を含む日焼け止めの販売を禁止する法案が可決された』と報じられました。

禁止されるのは、市販の日焼け止めに広く利用されている紫外線吸収剤―「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」―を含む日焼け止めで、これらの物質が海水浴やサーフィンを楽しむ人の肌を経由して海に蓄積し、サンゴの白化などの原因になっているという研究結果を受けたためです。私たちの肌を守る日焼け止めが、海を汚染し、美しいサンゴ礁に甚大な影響を及ぼしていたのです。

紫外線散乱剤とは?

紫外線散乱剤は、「酸化亜鉛」や「酸化チタン」などといった主に粉体の散乱剤を使用し、肌表面で受ける紫外線を乱反射させて紫外線の影響を防いでいます。紫外線吸収剤とは違い、肌の上で化学反応を起こさないため、肌への刺激や負担を抑えられる点が最大のメリットです。紫外線散乱剤が配合されている日焼け止めは、一般的に「ノンケミカル処方」と呼ばれています。

紫外線散乱剤のデメリットは、白浮きしやすくSPF値が上げにくいという点です。SPF値を上げるために、たくさんの量を配合してしまうと、散乱剤は白色の粉末なので白浮きしやすい日焼け止めになります。さらに、テクスチャーも伸びが悪く、パサパサときしむような感触が出やすくなります。肌に心地よい処方でも、使い勝手が悪くなってしまうのが難点です。

こうした事情から、今までSPF値30程度で、紫外線防御力はあまり高くないものが主流だったのですが、最近では、粉体粒子を細かくするなどの技術の発達により、SPF値40を超える高い防御力を備えた製品も出回るようになってきています。

\紫外線散乱剤のメリット/
\紫外線散乱剤のデメリット/

【紫外線吸収剤不使用】心地よく使える日焼け止め

紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止めは、デメリットがあるものも多いのですが、技術の発達に伴い、紫外線防止効果や使い心地が各段にアップしているものもあります。

チャントアチャームのUVミルクも、長年の研究開発により、紫外線吸収剤不使用ながらも高い紫外線防止効果と心地よい使用感が叶う日焼け止めのひとつです。チャントアチャームのUVミルクは、「SPF50+ PA++」「ブルーライトカット率 95.8%*1」「近赤外線カット率 77.5%*1」とあらゆる光のダメージから肌を守ります。加えて、紫外線散乱剤を「さらさらパウダー」でコーティングしたことで、ざらつきやベタつきを抑え、さらに紫外線散乱剤の粒子をなめらかに塗布できるため、 白浮きせず、素肌が綺麗な印象に仕上がります。

「紫外線吸収剤不使用」の日焼け止めをお探しの方は、研究開発を重ねたことで生まれた、肌に嬉しい使い心地のチャントアチャームのUVミルクを試してみるのも良いでしょう。

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✔SPF50+ PA++
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✔石けんオフOK
✔赤ちゃんも使える*2
✔敏感肌の方にも◎*3

*1 第三者機関実施試験結果より
*2 幼児使用試験済み(生後1ヶ月の赤ちゃんからご使用いただけます。すべての方に、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。)
*3 敏感肌パッチテスト済み(すべての方に、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。)

肌への負担が少ない日焼け止めの選び方

日焼け止めは、毎日使うものだからこそ、肌にとって心地よく使えるものを選ぶのがおすすめです。最近では、日焼け止めにも様々な種類のものがありますが、どれを選ぼうか迷った時はこちらを参考にしてみましょう。

パッチテスト済みのものを選ぶ

肌が敏感な方は、パッケージに「低刺激」や「敏感肌向け」、「敏感肌向けパッチテスト済」と記載された日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
このような商品は、日焼け止めを塗っている間にヒリヒリ感・つっぱり感・かゆみなどを感じないか、皮膚科医のもとで試験が実施されていることが多いです。

ただし、試験をしているからといって、すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません。とくに肌が敏感に感じてしまう方は、腕の内側などに試し塗りをしてみてから使うようにしましょう。

PA・SPFを使用シーンで使い分ける

PA(Proteciton Grade of UVA)とは?

PAは、紫外線に含まれるUV-Aを防ぐ効果を表しています。
PA+~++++まで4段階あり、PA++++が最もUV-Aを防ぐ効果が高くなります。

SPF(Sun Protection Factor)とは?

SPFは、紫外線に含まれるUV-Bを防ぐ効果を表しています。
SPF1~50+まであり、SPF値が高いほどUV-Bを防ぐ効果が高くなります。

単純に数値が高いものを選べばいいのではない

PAとSPFは数値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高くなりますが、物によっては落とす際にクレンジングが必要になるなど、肌への負担も大きくなると言われています。
単純に数値が高いものを選ぶのではなく、使用するシーンに合わせて日焼け止めを選ぶようにしましょう。

短時間の外出の場合

近場に少し出かけるといった短時間の外出では、「SPF10~20 / PA+~++」程度で十分に紫外線を防ぐことができます。

レジャーやスポーツの場合

強い日差しのもとで長時間レジャーやスポーツを楽しむ場合は、「SPF40~50+ / PA+++~++++」と紫外線を防ぐ効果が高い日焼け止めを選ぶようにしましょう。

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効果的な日焼け止めの塗り方

日焼け止めの効果を最大限に発揮するためには、十分な量をムラなく塗ることが大切です。きちんと塗れていない部分があると、その部分だけ日差しの影響を受けやすくなります。
顔と体に分けてムラなく塗る方法を確認していきましょう。

顔の場合

パール粒大を目安に日焼け止めを手にとり、両頬、鼻、額、あごの5点を中心に塗り広げていきます。立体的な頬やTゾーンは、日差しが当たりやすく日に焼けやすいパーツです。日焼け止めを重ねて塗るのがおすすめです。

体の場合

1円玉大を目安に日焼け止めを手にとり、首や腕、足にムラなく塗っていきます。首の後ろや手の甲も日焼けしやすいパーツです。忘れずに塗るようにしましょう。

日焼け止めはこまめに塗り直そう

どんな日焼け止めでも、手で触ったり、衣服で擦れたり、汗をかいたりすることで落ちてしまうため、朝に塗った日焼け止めが一日中効果を発揮することは難しくなります。外出する際には日焼け止めを持ち歩き、一日の中でこまめに塗り直すようにしましょう。

どれくらいの頻度で塗り直すのが効果的?

SPF値やPA値の高い日焼け止めでも、汗や皮脂で流れたり、衣服で擦れたりすることで落ちやすくなります。日焼け止めの効果を最大限に発揮するためには、2~3時間おきに塗り直すのがおすすめです。

自分の肌に合った日焼け止めを選ぼう!

強い日差しから肌を守ることは、健やかな肌をキープするためにも大切なことです。しかし、自分の肌に合わない日焼け止めを使ってしまっている場合は、本末転倒となってしまうなんてこともあります。ついなんとなく選んでしまいがちな日焼け止めですが、何が使われているのかを見極めながら、自分の肌に合ったもの、自分にとって使いやすいものを選んでみてくださいね。

監修者

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

みずの

食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。

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