毎日丁寧に保湿ケアを行っているのに、なぜだが肌が乾燥気味……とお悩みの方はいませんか?肌の乾燥を招いてしまう原因は、保湿不足だけではありません。
実は、日々の生活で溜まってしまったストレスの可能性もあるのです。乾燥肌を改善して健康な状態に導くためには、ストレスと乾燥の関係を把握し、適した対策を行うことが大切です。
今回は、ストレスが肌の乾燥を招く理由と、その対策方法をご紹介いたします。
なぜストレスで肌が乾燥する?
ストレスの多いことで知られる現代社会、家庭や友人関係、職場など、ストレスを感じる機会や場所は数多くあります。うつ病や胃潰瘍など、ストレスによる影響が引き金となって起こる体の不調も少なくありません。そんなストレスが与える以下の影響が、肌の乾燥を招く大きな要因となっているのです。
女性ホルモンの分泌不足
ストレスを感じると、体の自律神経のバランスが乱れ、代謝の低下や体の冷えを招いてしまいます。体の冷えは、肌のターンオーバーを乱す要因の一つ。ターンオーバーが乱れて古くなった角質が肌に残ってしまえば、せっかくの保湿ケアが上手く浸透せず、肌の水分量低下に繋がることに。また、肌のバリア機能の低下を招くため、些細な刺激にも敏感に反応して肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
ストレスによる体の冷え
ストレスを感じると、体の自律神経のバランスが乱れ、代謝の低下や体の冷えを招いてしまいます。体の冷えは、肌のターンオーバーを乱す要因の一つ。ターンオーバーが乱れて古くなった角質が肌に残ってしまえば、せっかくの保湿ケアが上手く浸透せず、肌の水分量低下に繋がることに。また、肌のバリア機能の低下を招くため、些細な刺激にも敏感に反応して肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
肌が乾燥すると、かゆみなどの症状も…
人は心身にストレスを受け続けると、自律神経が乱れてしまい心や体にさまざまな支障が出ます。たとえば、血行不良などの影響で肌に十分な栄養が届きにくくなると、肌のターンオーバーのサイクルが乱れることも。そして角層のバリア機能が低下すると、水分が逃げてしまい外的刺激を受けやすくなるため、乾燥肌・敏感肌に傾いてしまうこともあります。
ストレス乾燥肌になった皮膚は、つっぱり感やカサつき(ピリピリしたり、カサカサする感じ)が現れるのはもちろん、白く粉が吹いたようになることもあります。特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない頬や目の周り、口の周り、くちびるなど。透明感がなく老けて見える原因にもなるのです。
ストレスと上手に向き合うことで乾燥肌を改善
リラックス
安心してくつろげる時間と空間を持つようにしましょう。疲れた身体や心は、十分に休ませてあげることが大切です。目を閉じて数分間深呼吸しながら、頭を休ませてあげましょう。アロマテラピーを活用するのも一つの方法です。
趣味
人それぞれストレス解消方法は違います。例えば、普段在宅ワークが多い人は、カラオケやスポーツなど体を動かしてみてはいかがでしょうか。
休養
毎日十分な休息、睡眠を確保して、その日の疲れはその日のうちに取ってしまいましょう。眠りにつきたい時間の1~2時間程度前に、少しぬるめのお湯(40℃程度)にゆったりつかってみてください。身体を温めることで血行が良くなり、ぐっすり眠れますよ。

乾燥肌が悪化し、肌トラブルを起こしている場合の対処法
敏感肌向けスキンケア
肌が乾燥で敏感になったときは、アルコール(エタノール)やパラベンなどが配合されていない化粧品を選びましょう。アルコールフリーやパラベンフリー、ノンコメドジェニックテスト済みなどの表記を目安に選ぶといいでしょう。
バリア機能改善
肌のバリア機能を高めるために一番大切なのは保湿です。肌のバリア機能をキープするためには、水分と油分のバランスが何より重要。特に入浴後の肌はとても乾燥しやすくなっているので、すみやかにケアを行ない、肌のうるおいを逃がさないようにしましょう。
適度な湿度をプラス
空気が乾燥していると、肌から水分が失われやすくなってしまいます。部屋の湿度にも気を付けましょう。空気が乾燥しやすい秋・冬は、部屋に加湿器を置くなどして、適度な湿度を保ちましょう。