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【ハーブ辞典】ローズ

「美しさの象徴」とも言われ、古くから女性に愛されてきた「ローズ」。今回は、そんな私たちの暮らしに身近なローズの魅力について深掘りしていきます。

TOPICS

ローズとは?

名前:ローズ/rose
和名:バラ(薔薇)
学名:Rosa(ローザ)
植物分類:バラ科 バラ属
花言葉:告白、愛情

ローズの特徴

ローズは、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてが原産地のハーブ。そこからヨーロッパや北アメリカに伝わり、北半球に広く分布しています。
華やかで美しい花を咲かせるローズは、中世以降では観賞用としても栽培されてきました。野生種や雑種、改良種が多く、現在では世界に19,000種以上が存在していると言われています。

▲ローズの茎

ローズというと、茎や葉に棘があるものがほとんどです。棘が存在する理由には様々な説があり、「外敵から身を守るため」「茎や枝が倒れないようにフックとしての役割を担っているため」「茎の表面積を大きくし、茎の働きを助けるため」などと言われていますが、本当の理由はまだ分かっていないようです。

ローズの歴史・エピソード

ローズは、紀元前2000年以上前にはすでに愛されていた花だと言われています。この頃の作品と言われているルーブル美術館にある「花を嗅ぐ女神」と題されたレリーフには、メソポタミアの女神イシュタルがバラの香りを嗅いでいる様子が描かれています。

古代ギリシャやローマでもローズは栽培され、古代エジプトではクレオパトラがローズをこよなく愛していました。クレオパトラは、毎日バラの香水風呂に入り、寝室にはバラの花を敷き詰めていたといいます。香料が金や銀、宝石以上に高価なものとされていた時代に、自分専用の香料を作る農園や工場を持っていたほどでした。

イタリアのルネッサンス期以降、ヨーロッパではバラの栽培がより盛んになっていきます。ナポレオンの第一妃ジョセフィーヌは、マルメゾン離宮に広大なバラ園を作り、世界から集めた珍しいバラを栽培しました。彼女のバラのコレクションは250種類以上あったとも言われており、そのほとんどが図譜として今でも残されています。

さらに、ローズは伝統的な自然薬として19世紀頃の修道院や医者の間でも使われていました。眼・皮膚の炎症を抑えたり、消化を助けたりと、様々な症状にローズの花びらや実を使用していたと言われています。

ローズの効果・効能

「美しさの象徴」とも言われ、古くから女性に愛されてきたローズ。女性に嬉しい魅力がたっぷりとつまったローズの効果・効能についてご紹介します。

〈ローズの主な作用〉

・抗炎症作用
・鎮静作用
・抗菌作用
・保湿作用
・リラックス効果
・ストレス緩和効果

ローズにはビタミンCが豊富に含まれていて、ロ―ズの実にあたる「ローズヒップ」には同量のレモンの約20倍のビタミンCが含まれています。ビタミンCは、肌トラブルを解決する若返りのビタミンとも言われていて、コラーゲンの生成を助ける効果やメラミンの増加を抑える美白効果などがあります。また、日焼けなどのほてりを抑えてくれる消炎作用があるとも言われているため、日差しをたくさん浴びた後にローズを配合したスキンケアを使用するのもおすすめです。

ローズの香りには、リラックス効果やストレスを緩和し、気分を明るくする効果があるのに加えて、女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われています。生理不順やPMS、更年期による体の不調など、ホルモンバランスの乱れによって起こる症状が気になる場合には、ローズの香りとともに深呼吸をすると良いでしょう。

ローズの楽しみ方

ここからは、ローズの活用方法をご紹介します。手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハーブティーやデザートに

・ハーブティーとして

ローズの花は「ローズティー」としてお楽しみいただけます。甘く華やかで芳醇な香りはハーブティーとしてもおすすめのハーブです。ドライローズ、もしくは生のローズにお湯を注ぎ、3分ほど蒸らして完成です。

・デザートとして

美しい色と見た目から、料理やデザートとしても楽しむことのできるローズ。花びらをシロップやはちみつ漬けにすると、デザートのトッピングにもぴったりです。また、花びらを水やグラニュー糖で煮詰めると、見た目も華やかな「薔薇ジャム」に。料理やデザートにローズを使うときは、食用に育てられたものを使用するようにしましょう。

精油で香りを楽しむ

精油は、ローズの香りを手軽に楽しむことができます。ディフューザーと一緒に使ったり、ハンカチに1滴そっと染み込ませておいたり、入浴する際のバスタブのお湯に数滴垂らすのもおすすめです。

華やかで優雅な香りは、心を明るくし、神経の緊張やストレスを和らげてくれると言われているので、気分が落ち込んだ時にそっと嗅ぐのも良いですね。

毎日のスキンケアに

ロースの精油は、保湿作用や抗炎症作用、鎮静作用が期待できるため、しっかりと保湿したい時や肌荒れを防ぎたい時におすすめのハーブです。また、、日焼けしたあとの炎症を抑えてくれるとも言われているため、日差しをたっぷり浴びた日のアフターサンケアとしてもおすすめです。ぜひ、「ローズ」配合のアイテムをチェックしてみてくださいね。

ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当 あやた
学生時代にオーガニック化粧品に出会い、その良さに感動。
同じような感動を広く伝えたいという思いから上京し、ネイチャーズウェイに入社。
理想の自分・理想の生活スタイルを実現すべく、東京で奮闘中。趣味はバレエとカフェ巡り。

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わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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