夜にたっぷりと良質な睡眠をとり、朝はシャキッと目覚め、1日を快適かつ健康に過ごす…。当たり前のことのように感じますが、日々のストレスや生活習慣の乱れから、なかなか実現できないという方も多いのではないでしょうか。
うまく眠れていないものの、睡眠導入剤などを使うには抵抗がある…そんな方へおすすめしたいのは、自然の力を睡眠習慣に取り入れること。
今回は、眠りに影響をもたらすと言われる植物「ラベンダー」について、ヴェレダ・ジャパンの営業チームでセールス兼トレーナーをしている伊藤さんにお話をお伺いしました。
まずは基本から。ラベンダーと精油について
ラベンダーのイメージとして、まず第一にリラックス効果を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ラベンダーの名前の由来は、古代ローマ人が浴槽をこの花で香らせていたことから「ラヴァン(lavare/「洗う」の意)」とされる説と、独特な青紫色から「リヴェレ(livere/「青い」の意)」に由来するという説があります。
今のように科学的な防虫剤や芳香剤がなかった時代、当時の家事にまつわる書物にラベンダーが頻出するなど、海外では昔から広範囲で愛用されていた植物。そして日本でも、江戸時代末期から栽培されており、神経痛やリウマチに薬として用いられていたという歴史があります。
ラベンダーの精油は安全で使いやすく、主な効果は鎮静作用、抗炎症作用、殺菌作用、鎮痛作用、癒傷作用が挙げられ「活用度大の万能精油」として紹介されている書籍もあります。
また、うつ気味な心を癒す、怒りを鎮静させる、精神をリラックスさせる効果があります。生理痛などの痛みを和らげる女性に嬉しい効果もあるとされ、ラベンダー精油は常備しておきたいアイテムです。
「睡眠」に着目!人々に寄り添う製品開発を行うヴェレダ
ラベンダー精油を手軽に取り入れられる「ラベンダー ナイトオイル」に落とし込んだのが、日本でもナチュラル・オーガニックなブランドとして知られ、100年以上の歴史を持つ「ヴェレダ」です。
ヴェレダには、「トラブルケア」というカテゴリーがあるのをご存知でしょうか。「トラブルケア」シリーズとは、日常生活を送る上で出てくるお悩みに寄り添い、人々の生活をサポートするラインであり、製造管理から品質管理まで医薬品と同レベルで作られているのが特徴です。
100年に渡り、様々な時代背景の中で人々に寄り添い製品開発に情熱を注いできたヴェレダが、ここ数年社会問題になっている「睡眠」に着目し、2017年に日本で発売されたのがラベンダーナイトオイルだそうです。
ラベンダーの魅力が詰まった、「ラベンダーナイトオイル 」
ヴェレダが作り上げた「ラベンダーナイトオイル」について詳しく知るために、「体も心も温まろう。WELEDA(ヴェレダ)のバスミルクではじめる、毎日のリラックス ルーティーン」でもお話をお伺いしたヴェレダ・ジャパンの営業チームでセールス兼トレーナーをしている伊藤さんに、ヴェレダのこだわりと具体的な使い方について教えていただきました。
―本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、「ラベンダー ナイトオイル」とはどんな商品なのか、聞かせてください。
オーガニックラベンダー精油を10%高配合しているボディ用オイル。
毎日のお休み前に身体になじませることで、肌を整えて気分をリフレッシュ。ラベンダーの穏やかな香りに包まれて心地よさを感じることで、良質な睡眠につながります。
伊藤さん:(以下、敬称略)
ラベンダーナイトオイルは、成分表示に「オリーブ果実油」、「ラベンダー油」(配合目的:保湿成分・香料)と表記されている通り、2種類だけのとてもシンプルな配合になっています。ラベンダーナイトオイルに使われているラベンダーの精油は、ヨーロッパの薬局方規格のブルガリア産のものを使用しています。
「ラベンダーの精油を肌に塗って使っていただきたい」という目的のもと、オーガニックラベンダー精油10%という高濃度で、厳選したオリーブオイルと混ぜています。
このアイテム以外にも言えることですが、シンプルになればなるほど誤魔化しが効かないため、良質な原材料を使わなくてはいけませんし、ブレンドするタイミングなどの製造工程も含め、100年以上オイルを見続けてきたヴェレダのこだわりと技術が詰め込まれているんですよ。
ラベンダーナイトオイル、どんな人におすすめ?
――シンプルながら、良質な素材とこだわりの製造になっているんですね。私も使ってみたいと思っているのですが、実際に、どんな方々が手に取っているのでしょうか?
伊藤:
お客様の年代は幅広く、20代から50代まで、抱えているお悩みも仕事のストレスや育児の疲れなどさまざま。詳しくお話を伺うと、精神的なストレスや不安で眠れないという方も増えており、「眠り」に関する悩みは一種の社会問題だなと個人的に感じています。
普段感じる疲れやストレス以外でも、お仕事をされている方で、出張で長時間の飛行機移動や出張先のホテルで枕が変わると緊張して眠れないという方が買っていかれることもあります。眠れない状況というのは性別問わず起こり得るということもあり、男性でご購入される方も多いんですよ。
――なるほど、年代・性別問わず、睡眠環境を整えたい人に使っていただきたいアイテムということですね。
ラベンダーの精油を引き立たせる、ラベンダーナイトオイルの効果的な使い方
――それでは、まずは基本の使い方について教えてください。
伊藤:
簡単な使い方としては、「おやすみ前にデコルテに塗って眠る」ということを知っていただければと思います。
このラベンダーナイトオイルは、気分転換したいときはいつでもお使いいただけます。
例えば会議中など、ちょっと頭が煮詰まってきたなと感じる時に、1滴手に取ってこめかみになじませるとリフレッシュして会議に臨めますよ。
また、女性特有の月のリズムでお腹が重たいと感じるときは5滴くらいたっぷりとって、お腹をマッサージするのもおすすめです。
そして、今回はラベンダーの精油の基本をご存知の方向けに、その魅力をもっと感じていただけるより効果的な使用方法もお伝えいたします!
STEP1:手のひらに2~3滴ラベンダーナイトオイルを垂らす
まずは就寝する前、呼吸を整えて数分間で良いので落ち着いて1日を振り返る時間を持ってみましょう。手のひらに2~3滴ラベンダーナイトオイルを垂らし、2~3秒すり合わせ、摩擦熱と体温でオイルを温めてください。
STEP 2:手のひらを鼻の前にかざして深呼吸する
オイルが温まったら、鼻の前に手をかざし深呼吸。鼻の粘膜からダイレクトに香りを入れることで、ラベンダーの精油の香りをより効率よく楽しめます。
STEP 3:手のひらに残ったオイルをデコルテ周りに塗る
最後に、デコルテを中心にラベンダーナイトオイルを体に塗りこみます。この時、マッサージをして肩周りや首をほぐしたり、肌にこわばりがないかなど、自分の肌や身体を手のひらで触り、自分と向き合う時間にしていただくとよいと思います。
入眠スイッチを入れるボタンに
――このステップを取り入れることで、香りの広がり方が大きく違いますね!
伊藤:
そうなんです。香りを楽しむステップを取り入れることで、少しでも自分と向き合う時間を増やしていただきたいなと思います。
というのも、ラべンダーナイトオイル自体が良質な睡眠をもたらすわけではありません。本当に良質な睡眠を追求するのであれば、日々の生活習慣などのライフスタイルを整えることが大切です。
まずは、ラベンダーナイトオイルを寝る時間の前に使うことを習慣づけることで、「ラベンダーの香り=寝る時間」というリズムを作っていきます。ナイトオイルの使用を習慣づけることを入眠のスイッチを入れてくれる切り替えボタンにする、と捉えていただきたいです。この香りを嗅いだり、デコルテに塗ったりすることで「もう寝る準備はできたな」となるイメージです。
――ありがとうございます。まずは眠りへの意識を変えるため、毎日のルーティンに眠りへのステップを取り入れるところから始めようと思います!
オーガニックラベンダー精油を10%高配合しているボディ用オイル。
毎日のお休み前に身体になじませることで、肌を整えて心をリラックス。ラベンダーの穏やかな香りに包まれて心地よさを感じることで、良質な睡眠につながります。
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ネイチャーズウェイ
EC担当 いわさき
キッチン用品やオーガニック化粧品のEC販売経験を経て、自分が良いと思ったものをもっと多くの人に手に取ってもらいたい!という思いからネイチャーズウェイに入社。コスメも趣味も、ひとつのものを偏愛しがち。