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【農場だより】ゆったりとした冬の農場?

ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。

農場だより - ゆったりとした冬の農場?

冬が訪れると、農場にとって一番大切と言っても過言ではない作業「苗づくり」が始まります。
この苗づくりを失敗するとハーブが生長せず、最悪の場合枯れてしまうこともあるため、この時期は心配事が絶えません。

「芽が出ているのか?」
「土の量、水やりの頻度、温度は適切か?」
などなど…。

という訳で、今回は実は全くゆったりしていない「冬の苗づくり」の様子をお伝えします。

2022年、農場に植える苗数は1900本です。
私達が植える苗はオーガニック認証を受けているため、化学肥料や農薬は使いません。そのため、虫がつかないようにハウスの温度管理に気をつけるなど日々さまざまな工夫をしています。

今回は「アルテア」というハーブをピックアップして、苗づくりの作業をご紹介いたします。このアルテア、夏の最盛期にはなんと2m50cm近くまで生長するハーブなんです。

※農場長の山口は身長172.5cm。アルテアの高さがよく分かります。

最盛期の大きさに対して、種は3mmにも満たない小ささ。

農場で採種し、時間をかけて状態の良い物を選別しています。
この小さな種から2メートルを超える高さまで生長するのですから驚きです。

それでは苗づくりのスタートです!
種は6×6に仕切られたトレイに蒔いていきます。

トレイのそれぞれの区画に均等になるよう、8割ほど土を入れます。
(均等にしないと今後の生長に差が出てしまいます)

土は有機JAS認証を得ている物を使っています。

土を入れたらいよいよ種まきです。
ひと粒ひと粒丁寧に、一区画に3粒ほど蒔いていきます。

大切な種を少しも無駄にはできません。こぼさないよう、集中して行います。

種を蒔き終わると、ふるいを使って細かい土をかけます。シュークリームに砂糖をかけるパティシエのように、優しく行います。
そして、苗が今後2ヶ月過ごすハウスに移動します。

種蒔きが終わった苗は、3月下旬までこのハウスの中で過ごします。
苗の下に敷いているオレンジのマットはヒーターがついており、じんわりと温かくなっています。ハーブの芽が出る温度帯は決まっているので、苗に合わせてヒーターの温度を設定しています。

ここまでで作業がひと段落したように思えますが、温度や水の管理・間引き・肥料の管理など、まだまだ気は抜けません。水やりひとつでも、水を与えすぎるのも良くないため土の状態を観察して回数を調整することがポイントになってくる…など、種蒔きが終わった後も一つ一つの作業を丁寧にすることが大切なのです。

気合を入れて、でも慎重に、苗づくりに挑んでいきます。
これからの苗の生長を楽しみにお待ちください!

ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について

明野ハーブ農場

明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。

農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。

エキナセア
セイヨウノコギリソウ
ゼニアオイ
アルテア
タイム
ラベンダー
オウゴン
セージ

▲農場で栽培しているハーブの一部です

■国が認めた「有機JAS認証」を取得
有機JAS認証

さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。

<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。

<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査

日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。

スタッフ紹介

ネイチャーズウェイスタッフ-荒木真人

開発調査室
荒木真人

農業イベントを企画する会社に7年間在籍し、有機農家にて1年ほどの研修を経験。
「ハーブ栽培」「有機農業」に携わりたいとの思いから、2019年にネイチャーズウェイへ入社。趣味は旅行と読書と家庭菜園。

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Nature’s Way(ネイチャーズウェイ)について

日本のオーガニックコスメのパイオニア*であるNature’s Way(ネイチャーズウェイ)が運営する公式通販サイト。
ネイチャーズウェイの製品は日本で作る、日本人の肌にあった自然化粧品、オーガニックコスメを目指して研究開発しています。山梨県北杜市には「有機JAS認証」を取得したオーガニック原料のハーブを育てる自社農場も保有しています。またオーガニックコスメとして歴史のある海外ブランド「WELEDA(ヴェレダ)」「DR.BRONNER’S(ドクターブロナー)」の正規輸入代理店として日本のお客様へ広くブランドをお届けする活動を実施しています。
わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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