ニキビが気になるからといって、ファンデーションを厚塗りしていませんか? それではかえって仕上がりが悪くなるうえに、肌に負担をかけてしまいます。肌を守りながらニキビをカバーする化粧下地テクニックを、肌荒れの対処法とあわせて探ってみましょう。
「ニキビが悪化しそうだから、化粧下地を使わずにファンデーションだけ塗っている」という方は少なくありません。しかし、それでは仕上がりが悪くなるうえに、かえって肌荒れを引き起こす恐れがあります。ニキビ肌にはどのような化粧下地が適しているのか、ニキビを上手に隠すベースメイク方法と一緒にチェックしてみましょう。
ニキビ肌におすすめの化粧下地って?
そもそもニキビ肌に化粧下地は必要?
ニキビができやすい肌は、ホルモンバランスの影響などでバリア機能が低下し、外部刺激に弱い状態になっています。実はそんな敏感な肌のメイクにこそ、化粧下地が欠かせません。
そもそも化粧下地には肌を美しく見せると同時に、上に重ねるメイクアイテムから肌を保護する役割があります。化粧下地を省くと、ファンデーションやアイシャドウなどのポイントメイクアイテムが肌に刺激を与える恐れがあるのです。肌を刺激から守るためにも、ファンデーションを塗る前には必ず化粧下地を使いましょう。
ニキビに負担をかけない下地を選ぶことが大切
いくら化粧下地が必要だといっても、下地自体が刺激の強いもの、もしくは毛穴を詰まらせるようなものでは、かえってニキビが悪化してしまいます。次にご紹介するようなポイントを踏まえて、ニキビに負担をかけにくい下地を選びましょう。
ニキビ肌向けの化粧下地の選び方
ノンコメドジェニックテスト済み
コメドとは、角栓などが毛穴に詰まって生じる、ニキビの初期段階のこと。ノンコメドジェニックテスト済であれば、ニキビの原因を作りにくい処方であると認められているため、ニキビの予防につながります。商品のパッケージや説明書きなどに記載されているので、チェックしてみましょう。
刺激が少ない
ニキビ肌には刺激が禁物ですから、低刺激な下地を選ぶことも大切です。合成界面活性剤、合成香料、合成着色料、パラベンなどは肌に刺激を与える可能性があるため、これらの成分が含まれているものはできるだけ避けることをおすすめします。
UVカット機能がある
紫外線を浴びると肌のバリア機能が崩れ、ニキビが悪化しやすくなります。ニキビ跡やシミなどを防ぐためにも、UVカット機能のある化粧下地を選ぶようにしましょう。
カラーコントロール機能がある
カラーコントロール機能を持つ下地であれば、ニキビの色を補正してくれるため、自然にカバーできます。たとえば赤みのあるニキビのカバーには、イエローやグリーンのカラーコントロール下地がおすすめです。茶色くくすんだニキビ跡には、バイオレットやピンクもいいでしょう。
ニキビ肌への正しいベースメイク
化粧下地を少しずつ薄く塗る
冒頭でもお伝えしたとおり、化粧下地には肌を保護する役割があります。ニキビをカバーするだけでなく、メイク後のダメージを防ぐためにも化粧下地を使用しましょう。
実際に使用するときは、適量の化粧下地を手に取り、指の腹で少しずつ薄く塗り広げます。肌を強くこするとニキビを悪化させてしまうので、やさしく丁寧に塗ることが大切です。凸凹があって塗りにくい部分は、指先でトントンと軽く叩き込むようにつけるといいでしょう。
コンシーラーを使用する
化粧下地でカバーしきれない部分には、コンシーラーの使用をおすすめします。気になる部分に筆やブラシでコンシーラーを乗せ、輪郭だけを指の腹でトントンとなじませると、しっかりカバーできますよ。
パウダーファンデーションを薄く重ねる
毛穴が詰まりやすい方には、軽い着け心地のパウダーファンデーションがおすすめです。コンシーラーを使用したあと、スポンジで薄く重ねましょう。化粧下地やコンシーラーを使用していれば、ごく薄く塗ってもニキビ跡などが気にならないはずです。
ニキビ肌におすすめの化粧下地を紹介
¥3,630
みずみずしい使い心地で、理想の肌色に補正する化粧下地。
ニキビの赤みが気になる肌には、「03:イエロー」がおすすめです。SPF32/PA++のUVカット効果もあるから、日常シーンの紫外線から肌をしっかり守ることができます。
¥3,520
肌にうるおいやツヤを与えながら、光ダメージから徹底的に肌を守り抜くUV下地。SPF50+/PA+++のUVカット効果を持ち、ブルーライトや近赤外線などの光ダメージもブロックします。
下地を使ったら肌荒れがひどくなった場合の原因と対処法
化粧下地を使用したあとに肌荒れが悪化した場合、2つの原因が考えられます。肌荒れの原因を、それぞれに適した対処法とあわせて確認しましょう。
アレルギーが原因の場合
初めて使う化粧下地で肌荒れが発生・悪化した場合は、下地に含まれる成分にアレルギー反応を起こしている可能性があります。アレルギーのある成分が肌に触れると、免疫システムが過剰に働き、かぶれやかゆみなどが生じてしまうのです。
アレルギーの場合、使い続けると症状が悪化しますから、使用を中止し、以前使っていたアイテムに戻してみましょう。
バリア機能の低下が原因の場合
今まで使っていた化粧下地で肌荒れが生じた場合は、肌のバリア機能が一時的に低下していると考えられます。季節の変わり目や、睡眠不足やストレスが続いたときなどは、肌の免疫力が低下し、問題なく使えるはずの下地にも反応してしまうことがあるのです。
この場合、肌のバリア機能が元に戻れば、また使用できる可能性があります。まずはメイク自体をお休みして、肌の回復を待つことをおすすめします。普段使っている化粧品にも違和感があるようなら、ワセリンだけ使うなど、必要最低限のスキンケアに切り替えてみましょう。
まとめ
今回は、ニキビ肌に適した化粧下地やベースメイク法をご紹介しました。
ニキビ肌のメイクにこそ、化粧下地が活躍します。美しい仕上がりを手に入れるために、そしてニキビを悪化させないために、低刺激かつ高品質な化粧下地を使ってみてくださいね。