普段使っている化粧品。本当に自分の肌に合っているのか疑問に思ったことはありませんか?長年使ってきたものでも、新しく試したものでも、「化粧品が肌に合わない」となると、「化粧品を変える」という選択をすることが多いと思います。
でも、「肌に合わない」と思っている化粧品がちゃんと肌の機能をサポートしていて、あなたの「肌に合っている」可能性があるのです。今回は、自分の肌に合う化粧品に出会うための見極め方のコツについて紹介します。
肌に合う、合わないの見極め方は?
「スキンケア化粧品を新調して、しばらくたっても期待した効果が見られない。」
「しっとりして感触も悪くないけど、効いている感じがしない。」
とすぐに使用をやめてしまうのはもったいないです!その化粧品はちゃんとあなたの肌に合っている可能性があります。
化粧品は薬ではないので、肌に合っていても使ってすぐに劇的な変化は起こりません。基本的にスキンケア化粧品の効果というのは、すぐに実感するものではなくタイムラグがあります。これは肌のターンオーバーが関係しています。ターンオーバーは、28日周期と聞いたことがあるかもしれませんが、これは20代の肌の場合です。年齢とともに周期が長くなり30代以降は“年齢+10日”が目安といわれています。今日使い始めたスキンケアの影響というのは、 ターンオーバー=“年齢+10日”後の肌の状態になってやっと現れてきます。
逆に肌に合っていない場合は、乾燥して突っ張ったり、ニキビや肌荒れ、ピリピリ刺激があるなど、マイナスの変化が起こります。これを好転反応と考える方もいるようですが、お勧めできません。合わない化粧品はすぐに使用をやめましょう。
化粧品を使い続けて変化が起きなくなったら、肌に合っている証拠
自分の肌と相性のいい化粧品を初めて使った時、
「翌朝、肌がふっくら潤って調子が良い!」
「毛穴やべたつきがいつもより気にならない!」
と嬉しく感じることもあると思います。でも使い続けているうちに、嬉しい効果実感が薄れてきた…という経験はありませんか?その理由は、肌の調子が良くなったからです。効果が薄れてきたのではなく、肌の足りない要素が日々きちんと補われているからこそ、安定して変化がなくなってきたということです。これは良い肌状態をキープできていることなので、そのまま使い続けてくださいね。
同じ化粧品を使い続けると肌がマンネリ化する?
「ずっと同じ化粧品を使っていると肌が慣れて効果が薄れてくる。」
「肌のマンネリ化を避けるためにスキンケア商品を定期的に変えた方が良い。」
と思っている方もいるようです。
薬であれば、同じものを常に飲んでいると体が慣れて、薬の過剰な作用にあわせて体が自らの機能を抑制するということがあります。しかし、化粧品は薬ではありません。化粧品は肌本来の健康な機能をサポートするものです。肌がマンネリ化し、慣れて効果がなくなるということはありません。
むしろ、短期間にたくさんの化粧品を使うことで、肌の負担になることもあります。特に敏感肌の方は、アレルギー反応が出る、刺激を感じるなど、肌状態が悪化してしまうこともあるので、注意が必要です。
おわりに
肌に何も起こらないからといって効果がないわけではありません。日々健やかで潤った肌をキープすることこそが、化粧品の役割です。安定した肌状態を維持できているのであればあなたの肌に合っている証拠。あなたの肌の良き理解者として、長いおつき合いを続けてくださいね。