ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。
前回は、1月に東京ビッグサイトで開催された「化粧品開発」にグループ会社である株式会社ハーブラボが参加し、その応援で、自社有機ハーブと抽出したエキスのご紹介をさせていただいた時のお話をさせて頂きました。
\その時の様子はコチラ/
今回は、『農場を飛び出しシリーズ第2弾!』ということで、株式会社ハーブラボがオーガニックコスメを広く知っていただくために、「心身に働きかけるハーブの香り」にフォーカスしたセミナーを開催すると聞き、それならば出来立てのエッセンシャルオイルの香りや、その抽出方法を目の前で見ていただこう!ということで、卓上型の水蒸気蒸留器とともに参加してまいりました。
当日は朝から実演をイメージしながら器具類をセッティングし、お話しする内容を確認して自身でも気分を高めながら準備を進めます。そうこうしているうちに開催の時間となりました。
緊張MAXの中いよいよスタート!
多くのお客様にご参加いただき、緊張MAX!自然の香りに興味を持たれている方が多いことを再認識し、緊張しつつもイメージトレーニングのおかげでセミナーは順調に進行し、実演開始となりました。
今回は、農場で収穫したラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出します。
加熱器をONにし、エッセンシャルオイルの抽出方法の違いや、その特徴などお話しているうちに蒸留水が出始め、水面には少しずつエッセンシャルオイルが溜まってゆきます。
そしてご参加くださった方々の興味も最高潮に達したところで、エッセンシャルオイルをムエット紙にしみわたらせ、香りを体感していただきます。
『あれ・・?』
参加者の皆さんが不思議そうに何度のムエット紙を嗅いでいます。
そうなんです。出来立てのエッセンシャルオイルの香りは、みなさんがご存じの香りとはすこし違います。良く言えばフレッシュな香りなのですが、植物自体の香りが一緒に出てきます。半年以上経てば皆さんご存じの混ざりっけの無いフローラルな香りになるのです。
蒸留してすぐのエッセンシャルオイルを体験する機会は中々なく、皆さんとても楽しんでくださりました。ナチュラルな香りの体験をとおして、ハーブのすばらしさを知っていただくきっかけ作りができたかなと感じています。
今後も多くの方に、ハーブのすばらしさや楽しみ方などを伝えていく活動を続けていきたいと思います♪
ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について
明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。
農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。
▲農場で栽培しているハーブの一部です
■国が認めた「有機JAS認証」を取得
さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。
<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。
<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査
日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。
スタッフ紹介
開発調査室
山口 浩
高校・大学で農業を学び、卒業後他業種に就職するもハーブの香りが忘れられず、ハーブに関われる植物化粧品を扱うネイチャーズウェイに入社。自社のハーブ農場も開園し、ハーブに囲まれ、ハーブに向き合い、ハーブ三昧な日々を送っています。