どれだけ服を着こんでも「手先や足先だけが冷たい…」と感じる方も多いはず。今回は、そんな辛い “末端冷え性” の原因と改善方法をご紹介いたします。
末端冷え性とは?<症状>
末端冷え性とは、体温は低くないのにも関わらず、手先や足先が冷たく感じる症状のこと。とくに筋肉量が少なく、痩せている女性に多く見られています。
末端冷え性は、気温の低下とともに症状を感じやすく、手袋や靴下を着用しても温まりにくいのが特徴です。手足の冷えがひどくなると、夜になかなか寝つけなかったり、手足の冷えを感じて夜中に目が覚めてしまう場合もあるので、症状が気になり始めたら、できるだけ早めにケアをするようにしましょう。
末端冷え性の原因
末端冷え性の原因には、「体内で十分な熱が作られていないこと」と「体内で作られた熱が全身に届いていないこと」の2つが挙げられます。それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
体内で十分な熱が作られていない
体の冷えには、体の筋肉量が大きく関係しています。
筋肉は、体を動かしたり、物を持ち上げたりするだけでなく、体の “熱”を作り出す重要な役割を担っています。寒い環境でも人間の体温が一定に保たれているのは、筋肉が “熱” を作り出しているから。その筋肉量が少ないと、生み出す “熱” の量も少なくなってしまいます。
女性の方が冷え性に悩まされやすいのも、この筋肉量が影響しています。体重に対する筋肉量は、男性が約40%なのに対して女性は約36%と言われています。筋肉量の少ない女性の方が生み出される “熱” の量が少なく、体の冷えを感じやすいのです。
体内で作られた熱が全身に届いていない
体内で作られた “熱” は血液によって全身に運ばれていますが、「自律神経の乱れ」によって血行が悪くなると、手先や足先まで血液が届きにくくなります。
自律神経には、活発な時に出る「交感神経」とリラックスしている時に出る「副交感神経」があり、互いにバランスを取り合っています。しかし、過度なストレスや緊張により「交感神経」が優位になりすぎてしまい、自律神経が乱れると、血管が収縮して血行が悪くなるため、冷えを感じやすくなってしまうのです。
さらに、自律神経はホルモンバランスにも大きく影響しています。特に女性の場合は、生理や妊娠により女性ホルモンのバランスが崩れやすいため、自律神経が乱れやすくなります。生理前や生理中に手足が冷える方が多いのも、このホルモンバランスの乱れが原因となっています。
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末端冷え性を防ぐ方法
末端冷え性を防ぐためには、「温める」「冷やさない」を意識することが大切です。末端冷え性を防ぐためのケア方法をご紹介していきます。
半身浴で体を温める
入浴には、全身の血行を促し、体を温める効果があります。シャワーだけで済ますのではなく、できるだけお湯に浸かるようにしましょう。38~40℃程度のぬるめのお湯に、15~20分程度ゆっくり浸かると体の内部までしっかりと温めることができます。
入浴する際には、お気に入りの入浴剤を使用すると、気分の上がるリラックスしたバスタイムを過ごすことができるのでおすすめです♪
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【手軽にできる部分浴もおすすめ!】
忙しくてお湯にゆっくりと浸かる時間がない場合は、足や手だけお湯に浸かる部分浴がおすすめです。
部分浴の方法も簡単で、大きめの洗面器に40~42℃の少し熱めのお湯を注ぎ、足首もしくは手首までを10~15分ほど浸かります。ヴェレダのバスミルクを少量入れると、部分浴で体を温めながら、香りも一緒にお楽しみいただけます。
足や手をお湯に浸けるだけで、全身がじんわりとポカポカに!ぜひお試しくださいね。
筋トレを取り入れる
筋肉量が少ないと体が冷えやすくなってしまうため、筋トレをするのも効果的です。とくに、体の中でも大きな筋肉の太ももを鍛えるスクワットがおすすめです。
「テレビを見ながら10回」「ちょっとした待ち時間に10回」など、少しずつ日常に取り入れると無理なく続けることができます。
温かい食事を摂る
冷たいものを食べると、内臓が冷えるため、体全体が冷えやすくなります。末端冷え性が気になる時は、冷たい食べ物や飲み物を避け、温かいものを摂るようにしましょう。
また、サラダなどの生野菜も体を冷やしやすい食べ物です。味噌汁やスープなど、野菜を煮込んで食べるのがおすすめです。
ストレスを減らす
ストレスを溜めすぎにより自律神経が乱れると、体の冷えに繋がってしまいます。
1日の中でも自分の時間を大切にし、美味しいものを食べたり、お気に入りの映画を見たりと、自分の好きなことをしながらリラックスできる時間を設けるようにしましょう。
睡眠を改善する
睡眠不足も自律神経が乱れる原因となるため、体の冷えを防ぐためには、避けた方が良いでしょう。質の良い睡眠をとるためにも、寝る1時間前にはパソコンやスマートフォンなどはオフにし、リラックスした状態で寝る準備を整えるのがおすすめです。
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体を温めることを大切に
日々を忙しく過ごしていると、知らず知らずの間にストレスを溜めてしまい、冷えを感じやすくなってしまうものです。冷え性が気になる時は、お風呂にゆっくり浸かったり、温かい食事を食べたり、リラックスする時間を作ったりと、自分を大切にする時間を増やすようにしてくださいね。
自分を大切にしていると、体も温まると同時に、自然とこころも温まっているはずです。
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
あやた
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 製品開発チーム
かわむら
化粧品の研究員として10年勤務。現在はネイチャーズウェイにおける様々なブランド製品の研究・開発を担当中。化粧品のことをほぼ知らなかった10年前よりも今の肌が好きで、自宅の洗面台も化粧品で溢れかえっている。私たちが作る自然派化粧品で、10年後に好きな肌だと感じるお手伝いができたら幸いです。