シミを防いで透明感のある肌を保ちたいなら、美白ケアが効果的です。そもそもシミの原因は何なのか、シミにアプローチする美白有効成分や、おすすめアイテムとあわせてご紹介します。具体的な美白ケア方法を知りたい方、必見です!
美白肌の天敵……シミができてしまう原因とは?
美白の天敵といえば、肌の透明感を低下させるシミですよね。シミは茶褐色をしたメラニンの集合体で、顔だけでなく背中や手など、皮膚のさまざまな部位に発生します。
シミができる主な原因には、紫外線が挙げられます。紫外線を浴びると色素を作るメラノサイトという細胞が活性化し、メラニンが大量生成されるのです。
そもそもメラニンは、紫外線などの刺激から皮膚細胞を守るために作られる盾のようなもの。しかし、過剰に生成されると肌の透明感が低下するとともに、目立つシミができてしまいます。
また、紫外線とともに肌の乾燥や睡眠不足などが重なると、シミがいっそう増えやすくなります。肌のターンオーバーが乱れることで皮膚細胞の修復力が弱まり、メラニンが蓄積しやすくなってしまうのです。透明感のある美白肌を保つためには、紫外線を避けると同時に、スキンケアや生活習慣を見直すことも大切です。
注目の美白成分とその効果
シミの予防には、美白成分配合を取り入れたスキンケアが効果的です。具体的にどのような成分が有効なのか、それぞれの特徴とあわせてチェックしてみましょう。
▼アルブチン
厚生労働省に認められている美白有効成分の1つで、コケモモの葉(ウワウルシ)やサンタベリーなどの植物に含まれています。メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼの働きを阻害することで、シミ・そばかすを防ぐ効果があります。
▼ハイドロキノン
ヒドロキノンを主成分とした美白有効成分です。アルブチンと同じくチロシナーゼの働きを阻害し、メラニンの生成を抑制します。濃度が高いほど効果が高くなりますが、肌への刺激も強くなるため、市販の化粧品では濃度が制限されています。
▼ビタミンC誘導体
ビタミンCが肌に浸透しやすいように改良した成分です。メラニンを淡色化するとともに、生成を抑える働きがあります。さらに皮脂の分泌を抑制する作用があるため、二キビ予防にも効果的です。
▼トラネキサム酸
抗炎症効果や止血効果を持つ、アミノ酸の一種です。メラノサイトの働きを抑制する作用があることから、美白有効成分として厚生労働省に認可されています。肝斑の改善効果があり、市販薬にも配合されています。
▼コウジ酸
厚生労働省が認可した有効成分です。日本酒や醤油などの製造過程でできる物質で、チロシナーゼの働きを抑制する作用があります。日本酒を作る職人の手が美しいのは、コウジ酸のおかげともいわれています。
美白化粧品を効果的に使用するコツ
顔全体に均一に使用する
美白化粧品を使用する際は、顔全体にムラなくなじませましょう。頬などの気になる部分だけでなく、顔全体に使用することで、まだ見えていないシミの出現を防ぐことができます。シミがすでにある部位には、やさしく重ねづけするのがおすすめです。
肌をこすらず使用する
シミが気になるからといって、美白化粧品を指で強く塗り込んでいませんか? 実はその行為は、かえってメラニンを増やす原因になります。摩擦による刺激によってメラノサイトが活発化し、メラニンが生成されてしまうのです。やさしくなじませ、必要以上に塗り込まないようにしましょう。
使用量を守る
化粧品の使用量を減らすと顔全体に行き渡らず、十分な効果が得られなくなる恐れがあります。化粧品の注意書きをよく読み、正しい使用量を守りましょう。
使用順序を守る
化粧品にはそれぞれ使用順序が決められており、独断で変えると効果が半減することがあります。使用量と同じように、順番も商品の指示通りに使いましょう。基本的には、化粧水→美容液→乳液(クリーム)が正しい順番になります。
年中使用する
美白ケアが必要なのは夏だけだと思っていませんか? しかし、紫外線は年中降り注いでいますし、美白ケアを休むとメラニンの生成が進むといわれています。秋や冬も美白ケアを続けて、明るい素肌を目指しましょう。
おすすめの美白化粧品
¥16,500
ビタミンC誘導体**と独自の植物成分を配合した美白美容液。メラニンの生成を防ぐとともに高い保湿力でうるおいを与え、シミリスクから肌を守ります。紫外線だけでなく、乾燥ダメージが気になる方にもおすすめです。
* メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
** L‐アスコルビン酸 2-グルコシド(有効成分)
すぐ実践できる効果的な美白ケア
正しい洗顔を行う
洗顔には、肌に付着した汚れを落とすだけでなく、メラニンを含んだ古い角質を落とす効果があります。大切なのは、洗顔料をしっかり泡立てること。キメの細かい泡が皮脂汚れや古い角質を吸着することで、シミやくすみの予防につながります。
また、洗顔での乾燥リスクを避けることも重要です。洗顔中に熱いお湯を使ったり、手でゴシゴシこすったりすると肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れやすくなってしまいます。シミができにくい健やかな肌を保つために、32℃程度のぬるま湯を使うこと、泡をクッションにしながらやさしく洗うことを意識したいですね。
しっかりと保湿を行う
肌が乾燥すると角質が硬くなり、ターンオーバーが正常に働かなくなります。結果、メラニンが蓄積しやすくなってシミの原因にもなるので、乾燥を防ぐ保湿ケアを毎日欠かさないことが大切です。
また、美白は保湿とセットでおこなうと効果的とされています。うるおった肌には美白有効成分が浸透しやすいため、より高い効果を発揮できるのです。高保湿の基礎化粧品に、美白美容液を組み合わせて使うことをおすすめします。
保湿が十分にできている肌は、バリア機能が整うため、紫外線の影響を受けにくくなります。紫外線に負けない強い肌を作るためにも、毎日十分な保湿を心がけましょう。
日常的に日焼け止めを使用する
シミを防いで美白肌を保つためには、保湿だけでなく紫外線対策も必要不可欠です。紫外線をしっかりカットする日焼け止めを使って、メラニンの生成を防ぎましょう。
肌にダメージを与える紫外線には、主にUVAとUVBがあります。UVAは肌内部に侵入してダメージを与えるため、シワやたるみを引き起こします。UVBは肌表面の炎症を引き起こすことで、シミや日焼けの原因となります。
どちらも1年中降り注いでいるうえに、UVAは雲や窓ガラスを通り抜ける性質をもっているので、日焼け止めは毎日欠かさず塗るようにしましょう。
●日焼け止めの選び方
日焼け止めに表示されている「SPF」はUVBに対する効果を表し、「PA」はUVAに対する効果を表しています。SPFとPAの値が高いものほど日焼け止め効果も高いということなので、選ぶ際は必ずチェックしてくださいね。
たとえば通勤や通学、近所の買い物程度の外出なら、SPF20~30/PA++程度の日焼け止めで十分です。一方、強い紫外線を浴びやすい海や山へのレジャーシーンでは、SPF40~50/PA+++~++++程度の日焼け止めがいいでしょう。外出先の紫外線量によって、日焼け止めを選ぶことをおすすめします。
●日焼け止めの塗り方
① パッケージを確認し、適量の日焼け止めを手に取る
② 顔の場合は、両頬、額、鼻、あごの5点に置く
③ 指の腹で、それぞれのパーツにムラなくなじませる
④ 1と同じ量を再び手に取り、重ねづけする
※重ねて塗ることで、よりしっかり紫外線をカットできます。
⑤ 長時間外出する際は、2~3時間おきに塗り直す
¥3,520
SPF50+/PA+++でブルーライト*や近赤外線*からも肌を守るUV下地。天然由来の保湿成分が肌にうるおいを与え、紫外線の影響を受けにくい肌を保ちます。明るいベージュカラーで、肌の色もワントーンアップ**。透明感**のある肌を叶えます。
*第三者機関実施試験結果より
**メイクアップ効果による
生活習慣を見直す
十分な睡眠で肌の回復を促す
透明感のある肌を手に入れるためには、生活習慣の改善も欠かせません。中でも特に気をつけたいのが、睡眠不足です。
睡眠中には、紫外線ダメージから肌を回復させる成長ホルモンが多く分泌されます。しかし、睡眠が不十分だと成長ホルモンが十分に分泌されず、シミ、シワ、たるみなどの肌トラブルが生じやすくなってしまうのです。
成長ホルモンは、眠りについてから最初の3時間に多く分泌されるといわれています。この時間帯に深く眠るために、就寝直前はできるだけリラックスした環境を作りましょう。食事は早めに済ませて、睡眠1~2時間前にはぬるめのお風呂に入っておくと効果的です。
食生活を改善して内側から輝く肌に
肌のコンディションは、毎日の食生活によっても左右されます。健康な肌を保つために、まずはバランスのいい食事を心がけましょう。お米やパンなどの糖質だけでなく、繊維質が豊富な野菜や海藻、肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質を取り入れた食事が理想的です。
さらに、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、リコピンなどを積極的に摂りましょう。これらの栄養素には酸化を防ぐ作用があり、メラニンの生成を抑える効果が期待できます。
一緒に摂ると相乗効果がありますから、以下のような食材を組み合わせて食べることをおすすめします。
・ ビタミンA…レバー、うなぎ、にんじん、かぼちゃなど
・ ビタミンC…ブロッコリー、キャベツ、イモ類、柑橘類など
・ ビタミンE…ナッツ類、かぼちゃ、うなぎ、たらこなど
・ リコピン…トマト、スイカ、柿など
血行を促して肌の代謝を助ける
血液の巡りが良くなると肌のターンオーバーが改善され、メラニンが排出されやすくなります。ウォーキングやストレッチなどの適度な運動をおこなったり、夜にはお風呂にゆっくり入ったりして、こまめに血行を促しましょう。ツボ押しやマッサージなども効果的です。
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 製品開発チーム
おおえ
自然化粧品の考え方に共感し、自分もその一端を担いたいという思いからネイチャーズウェイに入社。入社以来処方開発業務に従事し、スキンケア・メイクアップ・ヘアケア製品と幅広く商品開発を担当している。