多くの方を悩ませる肌のトラブル「くすみ」。肌がくすんでいると、疲れて見えたり、実年齢よりも老けてみえたりと、顔の印象を大きく左右してしまいます。
異なる5つのくすみの原因と対策を知り、いきいきとした明るい印象の肌を手に入れましょう。
すぐに実践できる、セルフマッサージの方法もご紹介いたします。
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「くすみ肌」ってどんな肌?
「くすみ肌」とは、顔全体が肌本来のトーンよりも沈んで暗く見える状態を言います。肌がくすんでいると、肌の透明感や明るさ、ツヤが失われ、不健康な印象を与えてしまいます。
くすみは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れなどの肌トラブルを知らせる大事なサイン。自分のくすみのタイプをチェックして、正しい対策方法を見つけましょう!
あなたはどのタイプ? くすみの種類とタイプ別対策
タイプ1.乾燥によるくすみ
肌が乾燥することによりキメが乱れ、透明感を損なうことで肌がくすんで見える状態。
肌色がグレーがかった色に見える方や、極度の乾燥で肌表面に白い粉をふいてしまうことがある方に多く見られます。空気が乾燥しやすい冬はもちろん、エアコンを頻繁に使用する暑い季節にも注意が必要です。
【タイプ1.乾燥によるくすみ】におすすめの対策方法
乾燥によるくすみには、「保湿ケア」を徹底することが大切です。いつものスキンケアだけでは乾燥してしまう方は、化粧水の前にブースターオイルなどを使用し、うるおい成分を引き込みやすい肌状態を作ることがおすすめです。
また、過度な洗顔も乾燥の原因のひとつです。正しい洗顔方法で、うるおいを残しながら肌の汚れだけをしっかり落としましょう。
タイプ2.血行不良によるくすみ
目の下に濃いクマやむくみやすい方に多くみられるタイプ。
血流の流れが悪くなることで肌に満足な栄養が行き渡らず、毛細血管が青色に目立つことによってどんよりとくすんで見えてしまいます。季節問わず冷えにお悩みの方は特に注意しましょう。
【タイプ2.血行不良によるくすみ】におすすめの対策方法
定期的に体を動かしたり、シャワーだけではなく毎日入浴をすることで体をしっかり温めてあげましょう。
忙しくて運動や入浴の時間がとれないという方は、いつものスキンケアタイムでフェイシャルマッサージをプラスしてください。マッサージをするときは、摩擦を防ぐために美容オイルや保湿クリームをたっぷり使いましょう。
タイプ3.メラニンによるくすみ
紫外線や摩擦などの外的刺激により、肌にメラニンという黒い色素が増加することで薄い褐色の肌色になるのがこのタイプの特徴です。
通常、ターンオーバーによってメラニンは排出されますが、過剰にメラニンが産生されると肌に残ってしまい、日焼けのような茶褐色のくすみの原因となります。
【タイプ3.メラニンによるくすみ】におすすめの対策方法
メラニンによるくすみを予防するためには、紫外線対策が必須です。紫外線は窓やカーテンを通り越して屋内にまで入り込んできてしまいます。外出時だけではなく、自宅でも日焼け止めを塗布するようにしましょう。
タイプ4.糖化によるくすみ
【タイプ4.糖化によるくすみ】におすすめの対策方法
「糖質」がくすみの原因のひとつですが、無理に食べることを避ける必要はありません。糖質の摂りすぎや野菜不足などの偏った食生活が重なることで、糖化のリスクを高めてしまうため、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
食事は野菜から食べ、間食は血糖値を上昇させづらいナッツ類に置き換えるのもおすすめです。
タイプ5.角質によるくすみ
ターンオーバーの乱れによって古い角質が肌表面に蓄積すると、透明感や柔らかさがない、暗くくすんだ肌印象になります。
年齢とともにターンオーバーが遅くなってしまうため、肌のごわつきが気になる方は、早めのエイジングケア※が必要です。
【タイプ5.角質によるくすみ】におすすめの対策方法
角質によるくすみには、ターンオーバーを整えることが重要です。丁寧なベーシックスキンケアに加え、古い角質をやさしく取り除く酵素洗顔などのスペシャルケアをプラスするのがおすすめです。
また、肌のターンオーバーは睡眠時に分泌される成長ホルモンが影響するので、睡眠の質を高めることが大切です。就寝前の2時間前はスマホやPCなどの使用を控え、朝は充分に日光を浴びてください。
朝夜の簡単ケアで変わる! セルフマッサージの方法
日常生活でくすみ対策を行っていても、ストレスや疲労などの影響で日によってはどうしても顔がくすんで見えてしまうこともありますよね。
そんなときは、【1分でできる!簡単フェイスマッサージ】を行いましょう。
顔全体に美容オイルやクリームをなじませたら、そのまま首筋に沿ってなじませ、首筋のリンパを流します。少し痛いと感じる部分は、疲れが溜まっているサインです。
仕上げに図の赤点のツボを3回ずつ刺激します。息を吸いながら、「1・2・3」と徐々に圧を加えてプッシュし、「4・5・6」と息を吐きながら力を抜きましょう。
肌のくすみと向き合いながら、自分をいたわろう
5つのタイプによって、原因や対策も異なる肌の「くすみ」。まずは、自分自身の肌や生活習慣と向き合い、くすみのタイプを探ってみましょう。
「紫外線対策がおろそかになっていた!」
「甘いものを食べ過ぎていた!」
など、肌のくすみをきっかけに日々の気づきがあるかもしれません。
あなたにぴったりの対策方法を見つけて、自分をいたわってあげることで、透明感あふれる健やかな肌で過ごしてくださいね。
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ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム
みずの
食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。