同じところに繰り返しできていたり、気づいたら悪化していたりと、頑固な「頬ニキビ」で悩む方も多いのではないでしょうか?今回は、頬ニキビができる原因や効果的な予防法をご紹介いたします。
頬にニキビができる原因は?
原因1.肌の乾燥
頬のニキビができる大きな原因のひとつとして、肌の乾燥が挙げられます。乾燥によって肌表面の角質が硬くなると、皮脂の出口となる毛穴が塞がれてしまい、毛穴の中に皮脂が詰まりやすくなるからです。 皮脂が詰まった毛穴の中は、雑菌が繁殖しやすくなります。
また、肌の水分量が少なくなると、バリア機能が低下し、紫外線や摩擦などの外的刺激の影響を受けやすくなります。頬は皮脂腺が少なく、乾燥しやすいパーツなので、しっかりと保湿するようにしましょう。
原因2.肌への刺激
摩擦も肌にとっては刺激となりやすく、ニキビができやすくなってしまいます。寝るときに使用する枕や寝具、メイク道具など肌に直接触れるものはこまめに洗い、清潔にしておくのがおすすめです。
原因3.ホルモンバランスの乱れ
寝不足やストレス、生活習慣の乱れによりホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌が過剰になりやすいと言われています。皮脂の分泌が過剰になると、毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすくなってしまいます。
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痕(あと)になりやすい頬ニキビは早めのケアを
そもそもニキビは、「コメド」という毛穴のつまりが原因で起こります。
コメドの段階ではあまり目立たないのでつい放置してしまいがちですが、そのコメドが炎症を起こすと赤ニキビ、赤ニキビが化膿すると黄ニキビへと悪化していき、炎症が長引くことで肌を守ろうとして生成されたメラニン色素が肌に残ってニキビ跡になってしまいます。
特に頬は乾燥しやすいため、適切にケアをしないとニキビを繰り返し、痕にもなりやすいパーツです。
毛穴詰まりを感じた段階で、早めにケアをすることが大切です。
頬にニキビができたときの治し方は?
セルフケアをする
ニキビができてしまったときは、肌を清潔に保つことと、十分に保湿をすることが大切です。
肌への刺激はニキビを悪化させてしまうため、クレンジングや洗顔をするときやスキンケアを肌に馴染ませるときは、ゴシゴシと擦らずやさしく丁寧に行うようにしましょう。
クレンジングのポイント
アイメイクや口紅は通常のクレンジングでは落としにくいことがあります。ニキビができている箇所にメイク汚れが付着して残らないようにするためにも、目元と口元にはポイントメイクリムーバーを使用するのがおすすめです。
洗顔のポイント
手を逆さまにしても泡が落ちてこないくらい、きめ細やかなもっちり泡になるまで泡立て、泡のクッションでやさしく包み込むように洗います。すすぎ残しのないように髪の生え際までしっかり泡を洗い流したら、清潔なタオルを肌に押し当てるようにして水気を吸い取ります。
ニキビがあるときは、「ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビができにくいことを確認済み)」のスキンケアを使用するのもおすすめです。 また、生活習慣もニキビに大きく関係しています。規則正しい生活や、バランスの取れた食事を意識してみましょう。
クリニックを受診する
ニキビが中々改善しない場合や、ニキビの炎症が強い場合は、皮膚科等のクリニックを受診しましょう。頬は乾燥しやすいパーツのため、ニキビが繰り返しできやすく、一度できると悪化してしまう場合もあります。ニキビ痕を残さないようにするためにも、皮膚科で適切な診療を受けることもひとつの方法です。
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市販薬より効果の高い薬が処方して貰える
クリニックで処方される薬は、ニキビを根本的に改善する成分が含まれます。ニキビを繰り返している方や中々改善が見られない方は、一度クリニックを受診してみましょう。
保険適用で治療が受けられる
レーザー治療やケミカルピーリングなどの全額自己負担の治療もありますが、基本的にニキビは保険適用内で治療ができます。症状によって、適切な塗り薬や飲み薬が処方されます。
適切な治療を受けられらる
ニキビはいろいろな症状があり、原因も様々です。自己判断で市販薬をあれこれ試すよりも、クリニックで自分に合った適切な治療を受けるほうが、より早く効率良く治すことができるでしょう。
ニキビが治るまでどれくらいかかる?
1週間~10日間で治る軽いニキビもあれば、ニキビの炎症の強さによっては2~3ヵ月、繰り返しできるニキビは完治に数年かかることもあります。
ニキビ痕になってしまうと中々消えないため、ニキビだからと侮らず、適切なケアや早めの治療をしましょう。「ニキビができにくい肌づくり」も大切です。
頬にニキビを作らない!効果的な予防法はある?
スキンケア
ニキビを予防するためには、毎日のスキンケアを丁寧に行うことが重要です。肌への刺激を減らすために、スキンケアは肌への負担が少ない低刺激のものを選ぶのがおすすめです。
・やさしく洗顔
洗顔をするときに肌をゴシゴシと擦ると、肌への刺激となります。洗顔料をよく泡立ててから、やさしく洗いましょう。頬ニキビの大きな原因のひとつが乾燥です。1日に何回も洗顔をしたり、洗浄力の強い洗顔料を使用すると、肌にとって必要な油分までも落としてしまうため注意が必要です。基本的には、洗顔は朝晩の2回行うのが良いでしょう。
・保湿はやさしくハンドプレス
洗顔後の肌は乾燥しやすいため、すぐに保湿を行うのがおすすめです。たっぷりの化粧水と乳液で、やさしく顔を抑えるようにハンドプレスをしながらしっかりと保湿をしましょう。ゴシゴシと擦らず、肌に刺激を与えないことがポイントです。
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食生活
「肝機能が低下しているとニキビができやすい」と言われています。普段の食事から肝臓や胃腸を労わった、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
・控えた方が良い食べ物
大量にアルコールを摂取すると肝臓に負担がかかるため、飲酒の回数や量は減らすようにしましょう。
牛乳やチーズなどの乳製品やお肉などに含まれる動物性脂質も中性脂肪を増やし、肝機能を低下させると言われています。動物性脂質が含まれるものの摂取量を減らしたり、植物性のものに切り替えるのがおすすめです。スナック菓子やチョコレートなどの間食も、食べ過ぎには注意をしましょう。
・積極的に摂取したい食べ物
肝臓にとって害となる活性酸素を制御する「抗酸化物質」を多く含む野菜や果物をなるべく多く摂るようにしましょう。ブロッコリーや小松菜、カボチャ、にんじん、トマト、リンゴ、柑橘類などがおすすめです。
また、食物繊維やミネラルを豊富に含む海藻類は、腸の動きを活発にして便通を良くしてくれます。新陳代謝が上がり、毒素の排出がスムーズになると言われているので、積極的に摂るのがおすすめです。
生活習慣
過度なストレスや睡眠不足により、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスの乱れは、肌の状態だけでなく体調不良につながる場合もあります。日頃からストレスを溜め込まないように気分転換を行い、十分な睡眠時間を確保するなど規則正しい生活習慣にするように心がけましょう。
ニキビ予防におすすめの化粧品は?
ニキビ予防のために以下の3つのポイントに注目して化粧品を選んでみてくださいね。
- 成分と処方
- 保湿力
- 角質ケアができる
・成分と処方
ニキビ予防効果のある成分としては、以下のものが挙げられます。
炎症を抑える成分:グリチルリチン酸2K、アラントインなど
殺菌作用のある成分:サリチル酸、レゾルシン、イオウなど
このような有効成分が配合されたスキンケアは「医薬部外品」に分類され、ニキビ予防の効果が認められているものが多いです。反対に、油性の成分はニキビ菌のエサとなるため、あまり多く配合されていないほうが良いと言われています。
オイルフリー:油性の成分不使用
ノンコメドジェニックテスト済み:ニキビができにくいことを証明するテスト済み
これらの表記がある商品は、ニキビができにくい処方で作られていることが多いです。しかし、すべての人に当てはまるとは言えないので、スキンケアを選ぶときの目安として参考にしてみてください。
・保湿力
ニキビができる大きな原因として挙げられるのが「肌の乾燥」です。ニキビを防ぐためには、高保湿タイプのスキンケアを選ぶと良いでしょう。一般的には、「セラミド」や「レシチン」などが保湿力の高い成分だと言われています。
・角質ケアができる
ニキビは、古い角質が毛穴に詰まることから始まります。予防のためには角質ケアを行うのもおすすめです。毛穴に古い角質や皮脂・汚れが詰まったことでできてしまう「角栓」ができやすい方は、定期的に酵素洗顔などを使用し、毛穴が詰まらないようにしましょう。毛穴の汚れを取り除こうと肌をゴシゴシと擦り、肌に刺激を与えないように注意してくださいね。
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ニキビ予防におすすめのスキンケア用品
ニキビを防ぐために、日々のスキンケアを丁寧に行い、肌を清潔に保つことがとても大切です。いつものスキンケアにプラスして、ニキビを防いでくれるものを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
【医薬部外品】チャントアチャーム パウダーウォッシュ
¥3,080(税込)
毛穴の汚れが気になる方におすすめの酵素*洗顔料。自然由来成分と酵素*の力で毛穴に詰まった角栓や古い角質をやさしくほどくように分解するので、ニキビを防ぎたい方にも◎。肌のざらつきが気になるときに、いつもの洗顔の代わりに使うのもおすすめです。
* パパイン(洗浄成分)
【医薬部外品】チャントアチャーム 薬用スキンコンディショナー
汗・皮脂によるベタつき(油性肌)、季節や環境、年齢の変化により肌が不安定なときにおすすめの薬用化粧水。薬用成分*1がニキビや肌荒れなどの肌トラブルを防ぎ、なめらかで美しい素肌へと整えます。毎日朝晩のスキンケアにご使用ください。敏感肌パッチテスト済み*2。
*1 グリチルリチン酸2K(有効成分)
*2 すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
まとめ
頬は皮脂腺が少なく乾燥しやすいため、ニキビができてしまいやすいパーツです。日々のスキンケアを丁寧に行い、ニキビを予防しながら健やかな肌づくりを目指しましょう。また、日々の食事のバランスや生活習慣も肌に大きな影響を及ぼします。これを機に、一度ライフスタイルを見直してみるのはいかがでしょうか。
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム
みずの
食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。