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【LABO LETTER Vol.6】エイジングケアでも注目される「抗酸化物質」。植物から取り入れる方法をご紹介!

【LABO LETTER Vol.6】エイジングケアでも注目される「抗酸化物質」。植物から取り入れる方法をご紹介!

ナチュラグラッセやチャントアチャームなど、数多くのナチュラル・オーガニックコスメをお届けしているネイチャーズウェイ。そんなネイチャーズウェイには、「肌への効果・安全性・環境負荷の軽減」という理念のもとに、原料選びや生産の研究や開発を日々行う、ラボとも呼ばれてる「研究開発チーム」があります。ラボのスタッフより、研究開発の仕事やナチュラル・オーガニックコスメについてお届けする「LABO LETTER(ラボレター)」をお届けいたします。

身体も「酸化」する!酸化から身体を守る「抗酸化物質」とは?

近年、「抗酸化」という言葉を耳にする機会が増えてきましたよね。酸化とは、物質が酸素と結合することで劣化したり変質することを言います。釘が酸化して錆びてしまったり、リンゴが茶色くなってしまうように、人間の体も「酸化」してしまうと言われています。

人間にとって呼吸をするときに必要な酸素ですが、呼吸で取り込んだ酸素によって身体は酸化していきます。これが老化、エイジングにつながっていきます。

呼吸で取り込んだ酸素のうち、1~3%は「活性酸素」に変化します。この活性酸素はウイルスや細菌などから身体を守ってくれるというメリットもありますが、酸化力がとても強いため健康な細胞も攻撃し酸化させてしまうのです。

こうした酸化から身体を守ることを「抗酸化作用」といい、身体の酸化を防ぐことでエイジングケアの効果が期待できると言われています。

この抗酸化物質、実は植物にも備わっていることをご存知でしょうか?

今回は植物が抗酸化物質を生み出す仕組みについて、ネイチャーズウェイの研究開発チームにお話を伺いました。

環境の変化をダイレクトに受ける、植物の生命力

まだまだ暑い日が続きますが、みなさんこの夏をどう乗り切ってきましたか?

夏の間は冷房の効いた涼しい部屋で過ごしたり、水風呂に入ったり…。そういった体温の調整が可能になったのは人類の長い歴史でみると、ごく最近です。

ではこれまでの人間はどうして来たかというと、環境の変化に耐え、自身を少しずつ変えてきたという説が有力です。寒い地方での生活に適するために出来るだけ顔の凹凸を少なくしたとか、赤道付近で暮らすために強い日差しに耐えられるよう肌を黒くしていったなど、多くの説があります。

種が生き残るために、少しでも有利なるように自身を少しずつ「変化」させる事。その積み重ねが長い歴史でみた時に「進化」となります。

植物の世界はどうでしょうか?

植物は私たち人間以上に、環境の影響をダイレクトに受けます。植物は基本的には、その場から動けません。そのため環境に応じて自身を変化させる力は、生命力そのものと言っても過言ではないのではないでしょうか。

【LABO LETTER Vol.6】エイジングケアでも注目される「抗酸化物質」。植物から取り入れる方法をご紹介!
【LABO LETTER Vol.6】エイジングケアでも注目される「抗酸化物質」。植物から取り入れる方法をご紹介!


では、環境によって植物がどう変化しているか。

強い紫外線を受ける環境で育った植物たちは、私たちと同じく紫外線によるダメージを受けます。植物というと、太陽の光を浴びて育つイメージがありますよね。

植物も紫外線でダメージを受けると聞くと、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
植物が好むのは太陽光の中でも、青色と赤色と言われています。

太陽光の中でも、青色と赤色を選択的に吸収し光合成に利用するので、光合成に使わない緑色は吸収しません。その吸収せずに残った色(=緑色)が反射されるため、私たちの目には緑が植物の色として認識されます。

私たち人間の目は反射した光を色として認識しますので、吸収されなかった色が反射して色が見えているのです。紫外線とは太陽光の中でも短い波長になり、人の目には見えません。

短い波長である紫外線は、みなさんご存じのように活性酸素を発生させ、細胞を傷つける作用を持ちます。特に短い波長であるUV-Bは、人の細胞であっても植物の細胞であってもダメージを与える事が分かっています。

植物は光合成しないと生きる事が出来ないので、太陽光は十分に浴びたい。でも紫外線によるダメージは防ぎたい!

そう考えた植物は、植物自身で活性酸素に打ち勝つ抗酸化物質を作っていたのです。

植物が生み出した「抗酸化物質」とは?酸化から身体を守る方法

植物が作った抗酸化物質とはどういった成分か、それはポリフェノール類、ビタミン類などです。

特にポリフェノール類は、それぞれの植物によって異なる特徴的な成分を持ちます。
有名なところですと、赤ワインで注目され、ベリー系の植物に豊富なアントシアニン、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボン、玉ねぎに含まれるケルセチン、などなど。

実は我々人類も自身で抗酸化物を作り出す事が出来るのですが、20代をピークに、年齢とともにそれを作る力が減ってしまいます。さらに、ストレス、加齢、紫外線など、様々な事で容易に活性酸素は体内に発生します。

我々の体が持つ抗酸化物質以上に多くの活性酸素が大量に発生した場合、体のバランスが崩れ、私たちの細胞は傷つき、ダメージを受けてしまうのです。

こういった酸化から身を守るため、日ごろからポリフェノール類、ビタミン類などの抗酸化物質を多く含んだ食物を取り入れることが大切です。また肌表面で発生する活性酸素から肌を守るために、ポリフェノールやビタミン類などの抗酸化物を塗布しておく事も有効です。

【LABO LETTER Vol.6】エイジングケアでも注目される「抗酸化物質」。植物から取り入れる方法をご紹介!


同じ植物でも強い紫外線に晒されたり、気温差の激しい過酷な環境で生き延びた植物にポリフェノール量などの栄養素が多いことも知られています。(生き延びる事に集中した結果でしょうか?)

ネイチャーズウェイでは、植物が環境に対応して作り出した栄養素に注目しています。
現代に生きる私たちの環境もめまぐるしく変化しており、そこに対応する力を植物から見出す事が出来るからです。

植物が長い歴史を経て生み出した力を借りて、自分らしく年齢を重ねられれば嬉しいですね。

開発員紹介

研究開発本部_機能開発チーム_西坂

研究開発本部 機能開発チーム
西坂裕介

ヴェレダのホワイトバーチボディウォッシュの使用感と香りに感動し、自分が受けたその感動以上のものを与えられるような製品を開発したいと思い、ネイチャーズウェイへ入社。処方開発業務を経て、現在は新たな機能や効果をもつ天然由来成分の探索や、製品の効果効能を調べる業務に従事する。

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ネイチャーズウェイの製品は日本で作る、日本人の肌にあった自然化粧品、オーガニックコスメを目指して研究開発しています。山梨県北杜市には「有機JAS認証」を取得したオーガニック原料のハーブを育てる自社農場も保有しています。またオーガニックコスメとして歴史のある海外ブランド「WELEDA(ヴェレダ)」「DR.BRONNER’S(ドクターブロナー)」の正規輸入代理店として日本のお客様へ広くブランドをお届けする活動を実施しています。
わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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