黒ずみや開きなどの毛穴トラブルに悩んでいるなら、普段使っている化粧品や毎日のスキンケア方法を見直してみませんか? 毛穴トラブルの主な種類や原因を、化粧水・美容液・乳液の役割や正しい使い方とあわせてチェックしてみましょう。
黒ずみや開きなど、毛穴に関するトラブルで悩む女性は多いもの。そのようなお悩みを解決するためには、毎日のスキンケア方法を見直してみることが大切です。主な毛穴トラブルの種類や原因を、化粧水・美容液・乳液の基礎知識とともに探ってみましょう。
TOPICS
そもそも化粧水、美容液、乳液の違いとは?
化粧水の特徴・役割
美容液の特徴・役割
美容液は、さまざまな美容成分が凝縮されたアイテムです。配合されている成分は商品によって異なり、悩みや目的に応じた美容液をいつものスキンケアに取り入れることで、より理想的な肌を目指すことができます。
なお、毛穴トラブルにお悩みの方には、ビタミンC誘導体配合の美容液がおすすめです。ビタミンCには毛穴を引き締める効果、メラニンの生成を抑制する効果があり、さまざまな毛穴トラブルに対応できます。
乳液の特徴・役割
乳液は、水分と油分がバランスよく含まれたアイテムです。油分が適度に含まれているため、肌表面を保護し、水分の蒸発を防ぐことができます。
「油分が含まれていると、毛穴が詰まってしまいそう」と不安に思われるかもしれません。しかし、毛穴レス肌を手に入れるためには水分を保持することが大切なので、スキンケアの最後には乳液を使うことをおすすめします。ベタつきが気になる部分には、薄めにつけるようにしましょう。
あなたの毛穴タイプとその原因
毛穴トラブルにはいくつかの種類があり、原因がそれぞれ異なります。どのタイプに当てはまるか、チェックしてみましょう。
黒ずみ毛穴
黒ずみ毛穴は、その名の通り毛穴が黒く見えるのが特徴です。鼻に黒ずみができた状態を「いちご鼻」と呼びますが、コンプレックスに感じている方も少なくありません。
黒ずみ毛穴が生じる主な原因は、毛穴の詰まりです。毛穴に古くなった角質が詰まると、皮脂と混じり合って角栓ができます。それが空気に触れることで酸化し、黒ずんでしまうのです。黒ずみ毛穴は、比較的皮脂の分泌が活発な方に多いといわれています。
開き毛穴
開き毛穴とは、毛穴の出口がぽっかり開いてしまった状態のこと。毛穴の凸凹が目立つせいで、肌の透明感が低下するという弊害を招いてしまいます。また、ファンデーションが埋まりやすいことも大きなデメリットといえるでしょう。
毛穴の開きは、過剰な皮脂分泌が原因で生じます。脂性肌の方だけでなく、肌の乾燥によって皮脂の分泌が促されている隠れ乾燥肌の方も、毛穴が開きやすいため注意が必要です。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は、肌の老化現象の1つでたるみ毛穴は、肌の老化現象のひとつです。肌のたるみに毛穴が引っ張られることで、楕円形やしずく型のように縦に伸びてしまうのです。頬に多く現れるのが特徴で、たるみが進行すると、毛穴同士がくっついてシワのように見える帯状毛穴になってしまうこともあります。
たるみ毛穴は、加齢や紫外線などが原因です。これらの影響で肌内部のコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌のハリが低下し、たるみ毛穴を引き起こしてしまいます。たるみ毛穴は、年齢を重ねた方、紫外線を頻繁に浴びている方に多い傾向があります。
毛穴悩みを解決! 正しいスキンケアとNGパターン
洗顔にはぬるま湯を使う
毛穴トラブルの多くは、皮脂や詰まり、乾燥などが原因なので、洗顔の見直しから始めましょう。まず大切なのは、洗顔に使用するお湯の温度です。熱いお湯を使うと、肌が乾燥し、かえって過剰な皮脂分泌を招いてしまいます。
だからといって、冷たい水を使うと、今度は毛穴が締まって中の汚れを取り除けません。洗顔の際は “ 熱すぎず冷たすぎない ” ぬるま湯を使うようにしましょう。
洗顔料をしっかり泡立てる
洗顔料の泡立ちが不十分だと、汚れを吸着する力が低下するうえに、クッション性がなくなって肌への摩擦が増えてしまいます。毎日しっかり泡立てて、ふわふわのキメ細かい泡を使うようにしましょう。手で泡立てにくい場合は、洗顔ネットを使用すると簡単にふわふわの泡をつくることができます。
顔にシャワーを直接当てない
過剰なパッティングはNG!
毛穴を引き締めたいからといって、化粧水を含ませたコットンで過剰にパッティングするのもNGです。確かにパッティングには、肌表面の温度を低下させ、余分な皮脂分泌を抑える効果があるといわれています。
しかし、過剰におこなうと強い水圧を当てたときと同じように、肌表面を傷つけてしまいます。パッティングをするときには、優しい力でトントンと軽く叩くのがポイントです。
毛穴が目立つときはローションパックがおすすめ
毛穴が目立って気になるときは、化粧水を使ったパックがおすすめです。肌の角質層に水分をしっかり与えることで、キメが整い、毛穴を目立たなくさせる効果が期待できます。また、水分をしっかり含むと角質層が柔らかくなるため、ターンオーバーの正常化にもつながるでしょう。
ローションパックのやり方
① 薄手のコットンに化粧水を含ませる
※コットンの四隅までヒタヒタになるように含ませましょう。
② 顔全体にコットンを乗せる
③ 3分ほど経ったらコットンを外す
④ 手のひらで顔全体を包み込んで化粧水をなじませる
⑤ 美容液や乳液を顔全体になじませる
化粧品は適量をやさしくなじませて
基礎化粧品は、基本的に化粧水→美容液→乳液の順に使います。
(美容液は商品によって順番が異なることもあるので、説明書きをよく読んでから使用してください。)
これらの化粧品はたっぷり使ったほうがいいと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。たとえば、皮脂量の多い肌に油分を与えすぎると、ニキビや皮膚炎の原因になってしまうもの。また、肌につけるときに強く塗り込むことも、トラブルの原因になります。それぞれの適量をきちんと理解したうえで、肌をこすらないように、やさしく丁寧になじませることが大切です。
まとめ
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム
みずの
食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。