ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。
農場のお手伝いイベントの様子をお届け!
6月に入り、ハーブたちは草丈の生長と共に葉も増え、つぼみも茎の伸長と共に膨らみながら天をめがけて成長しています。
日々開花も進み、繁忙期の始まった6月中旬、4年ぶりとなる農場お手伝いイベントを開催させていただきました。
販売スタッフやネイチャーズウェイの商品をご愛用くださっているお客様など、総勢40名の方々が「お久しぶり~!」の声と共に遠路より駆けつけてくださいました。この日は時折小雨が降るくもり空でしたが、ベテランの方から初参加の方までみなさん服装はバッチリ。
和気あいあいとした雰囲気の中、準備体操で気合を入れていきます。
早速、作業の開始です。この日はカモミールやカレンドラ、ヒキオコシなど7種類のハーブの収穫や選別、開花を促すための葉欠き、乾燥準備など仕事内容は多種多様。始めにスタッフが作業の説明をしますが、作業が始まるとすぐに手の動きはベテランに。
4年のブランクなど微塵も感じません。それどころか僅かな手待ちがあれば率先して草取りをしてくださる方々も。お心遣いに感謝の言葉もありません。
予定よりも順調に作業は終了。作業後は、参加してくださったみなさんで農場のハーブを使った爽やかドリンクを楽しみながら、ハーブ講座を実施しました。収穫した後のハーブが化粧品原料の素材になるまでの過程を、サンプルなどを見せながらわかりやすく解説。実際にお使いいただいている化粧品の有機ハーブを、五感をフルに使って堪能していただきました。
ご自宅に帰ってからもハーブを楽しんでいただけるように、おみやげもご用意!
こうして楽しい一日はあっという間に過ぎ、みなさんは笑顔と共に農場をあとにされました。
▲昨年7月6日の農場の様子
ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について
明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。
農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。
▲農場で栽培しているハーブの一部です
■国が認めた「有機JAS認証」を取得
さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。
<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。
<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査
日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。
スタッフ紹介
開発調査室
山口 浩
高校・大学で農業を学び、卒業後他業種に就職するもハーブの香りが忘れられず、ハーブに関われる植物化粧品を扱うネイチャーズウェイに入社。自社のハーブ農場も開園し、ハーブに囲まれ、ハーブに向き合い、ハーブ三昧な日々を送っています。