ナチュラル・オーガニックコスメを製造・販売しているネイチャーズウェイ。そんなネイチャーズウェイで働くスタッフたちはナチュラル・オーガニックと、自身の肌や心と、どう向き合っているのでしょうか。
今回は、オーガニックコスメのパイオニアブランド「WELEDA(ヴェレダ)」の施術トレーナーを務める大石さんにインタビュー。仕事や家事・育児と毎日忙しく過ごす中で、自身をリフレッシュさせたい時に大石さんはオーガニックコスメが欠かせないそう。「以前はオーガニックとは無縁の生活を送っていました」と語る大石さんは、どういうきっかけでオーガニックコスメを暮らしに取り入れていくようになったのでしょうか。
「オーガニックコスメは私のお守り」オーガニックを身にまとう心地よさ
――今日はよろしくお願いいたします。それではまず、大石さんがオーガニックコスメと出会ったきっかけを教えてください。
大石さん:(以下、敬称略)
アパレルの仕事をしていた20代の頃、友達に誘われてオイルマッサージを受けに行ったことがありました。当時は仕事が忙しくてとても疲れていた時期でしたが、人に体をゆだねる心地よさにとても癒されたことを覚えています。
ちょうど転職を考えていた時期だったこともあり、その体験をきっかけにセラピストの勉強を始めることにしたんです。
それまではオーガニックとは無縁の生活を送っていたんですが、セラピストのスクールに参加したときに、たまたまヴェレダのオイルを使ったハンドマッサージの体験授業があって。それがオーガニックコスメに出会ったきっかけですね。
――ヴェレダのオイルを初めて使ったときはどんな風に感じましたか?
大石:
それまでオーガニックのオイルを使ったことがなかったのですが、ヴェレダのオイルはやわらかさと香りがとにかく良かったですね。記憶にずっと残る香りと、肌に塗ったときの心地よさに感動して、そのままセラピストスクールに入学しました。スクールを卒業してご縁があって、今の仕事に繋がっています。
――実際にヴェレダで働くようになって、どんな印象を持つようになりましたか?
大石:
改めてヴェレダというブランドに感動しました。ブランドのバックグラウンドが医薬品から始まっているので、嘘偽りがない。ずっと生活に寄り添ってくれるオーガニックブランドだなと感じていますし、私にとってはお守りみたいなものですね。
普段からいろんな刺激やストレスを周りから受けている私にとって、オーガニックを身にまとうことはとても心地よく、「癒し」そのものです。“本物”を生活の隙間でも取り入れられるということもパワーになっています。
ケミカルのものが悪いわけではありませんが、一時的な効果でパッと輝けても、それは本当の意味での美しさではないんじゃないかなと私は考えていて。年齢などのステージに合わせた本来の自分の美しさというのは、積み重ねで作られていくもの。私の中では、オーガニックコスメなどを使うことはその時その時の「本来の自分の輝き」を引き出すことだと思っています。
オーガニックコスメを生活の一部として上手に取り入れる方法
――本来の自分の輝きを引き出す…、とてもいい言葉ですね。そんな大石さんは、日常でオーガニックコスメをどのように取り入れているのでしょうか?
大石:
職業柄ということもあるのですが、洗顔料やシャンプーもすべてオーガニックなものを使っていますね。お風呂から上がる前にボディオイルを全身に塗って、オイルを肌に吸収させてからお風呂を出るようにしています。朝も時間があればボディクリームなどで保湿して肌にツヤが出るようにしています。
――オーガニックコスメを毎日の生活の中で積極的に取り入れているんですね。
大石:
そうですね。毎日忙しくして時間に余裕もない、その中でどう気持ちや身体の疲れをリセットするかと考えたときに、普段から自分の生活の中で使うものをオーガニックアイテムを置き換えたりして取り入れていくのはどうか、と思ったんです。
お風呂を出てからゆっくりケアをする時間はないので、お風呂から出る前にオイルを塗ると、香りで癒されて浴室から出るときにはリセットされている。そういった気持ちがリフレッシュされる時間がほんの少しでもあるだけで、日々の生活も変わってきますよ。
――ナチュラル・オーガニックコスメは精油を使用した香りのアイテムも多く、人気の理由のひとつになっていますよね。大石さんも気分によって香りを選ぶことも多いのでしょうか。
大石:
はい、その時々によって変えています。私の場合は
①体が疲れているとき
②心が疲れているとき
の大きく2つに分けています。気分にあわせて選べるようにオイルを2~3種類用意しているので、そのときの自分の状態によって使い分けています。アイテムを購入するときも香りを重視。直感で「良いな」と思ったら手に取ってしまいます(笑)。あとはパッケージを見て、原材料ができるだけシンプルなものを選ぶようにしています。混ぜ物がより少ない方が私は安心して使えるので。
――アイテムの選び方も参考になります!
大石:
そうですね。私にとってオーガニックコスメは、自分を取り戻し、リズムを整えてくれるエッセンスのようなものです。
オーガニックコスメは自分の人生と共に歩んでいけるもの
――実際にお客様とお話をすることもある大石さん。いろいろなお悩みを抱えたお客様がいらっしゃいますが、大石さんが意識していることはありますか?
大石:
お客様が無理なくオーガニックコスメを取り入れられるように、身体の表面的なお悩みはもちろん、問題の根本的な改善への道筋を作ることも常に意識しています。
先ほどお話したように、毎日忙しくて夜もゆっくりできない中でも、短時間でできる自分のメソッドをお伝えして、オーガニックコスメを「ちゃんと使わなきゃいけないもの」だと思っていた方に「生活の一部として気軽に取り入れられるんだな」と思ってもらえればうれしいですね。
無理してオーガニックコスメを取り入れていただきたいわけではないので、その方のライフスタイルに合うようにいろいろなご提案をします。
――大石さんが愛用しているオイル以外にも、生活に取り入れやすいオーガニックコスメはありますか?
大石:
体にオイルを塗るのが大変だったら、歯磨き粉をオーガニックなものに替えて使うのもいいですね。歯磨きは毎日することですから。
また、スキンケアなどは、お子さまがいらっしゃる方だったら、自分用・子ども用と使い分けるのは難しいので、生後1、2年の間はお子さまと一緒に使ってしっかりスキンケアができるようなものをおすすめしています。
あとは髪をとかす前のヘアトニック、オーガニックのハーブティーなども取り入れやすいですね。使っているほんのひとときでも癒されますし、安心感を得られると思います。
――これから、オーガニックコスメをどんな方に使ってほしいですか?
大石:
ずばり、“本物”を求めている人、ですね。“本物”というのは、“ブランドとしての価値があるもの”という意味で、一時の流行ではなくずっと続けられるものを求めている人に合うと思います。
ヴェレダは年齢のステージに合わせた製品作りがされているので、どの年代の方にも合うアイテムがあるんです。私はこの仕事を始めて10年以上経ちますが、自分の人生と共に歩んでいけるものに出会えたなと思っています。
自分を大切にしたい人、自分と向き合いたい人、若い頃は「化粧品なんて何でもいいや」と思っていたけど年齢を重ねて考えが変わってきた人、そして何か変わるきっかけが欲しい人にぜひ使っていただきたいですね。
大石さんのおすすめナチュラル&オーガニックコスメ
――それでは、そんな大石さんがおすすめするアイテムを教えてください!
うるおいと香りがお気に入り
ヴェレダ ざくろモイスチャーローション
大石:
エイジングサイン*が気になる、年齢を重ねて乾燥に悩む方におすすめの、大人の肌のための高保湿化粧水です。香りもフルーティーで、塗るだけでスッと肌になじみ、しっとり感や肌のツヤ感が大好きなので手放せません!
*乾燥、ハリ・ツヤ不足
乾燥肌にもベタつき肌にも
使える頭皮の化粧水
ヴェレダ オーガニック ヘアトニック
大石:
ヴェレダの創業当時、つまり100年以上前から不変のレシピで作られているヘアトニック。うるおいを与えることで朝の寝ぐせ直しに使用しているほか、夫も毎日のお手入れに取り入れています。
頭皮に水分と油分をバランスよく与えてくれるので、乾燥している人にもべたつきが気になる人にも、頭皮の化粧水としてどんな方にも使っていただきたいです。
頭皮をさっぱりと整え、潤いを与えて健やかに保つヘアトニック。1921年のヴェレダ創業時に誕生し、世界中で愛されるロングセラーアイテムです。髪をサラサラに整えて、快適な頭皮環境を保ちます。
ラベンダーの香りで
リセット&リラックスタイム
ヴェレダ ラベンダー ナイトオイル
大石:
ラベンダーの精油がたっぷり配合された、100%植物成分のオイルです。気分転換したいときにこめかみに塗ったり、寝る前に胸のところに塗ったりと日常的に愛用しています。ポーチに入るちょうどいい大きさなので、旅行先などに持って行ってリラックスしたいときに使うのもいいですね。
ラベンダーは就寝前に使うイメージがあるかもしれませんが、日中に気持ちをリセットしたいときなど、いつでも取り入れていただける香りです。
オーガニックラベンダー精油を10%高配合しているボディ用オイル。ラベンダーの穏やかな香りに包まれて心地よさを感じることで、良質な睡眠につながります。
忙しい日々を過ごす人にこそ、オーガニックコスメを
思わず羨ましくなってしまうほどハリ・ツヤのあるお肌でインタビューに答えてくれた大石さん。さぞかしケアにはしっかり時間をかけているのでは?と思いきや、ワーキングママとして忙しく働く日々の中で、無理なく上手にオーガニックコスメを取り入れていることがわかりました。
わずかな時間でも香りや使い心地で気分をリフレッシュさせてくれるオーガニックコスメは、忙しい日々を過ごしている人にこそ必要なものなのかもしれません。