紫外線対策として、日焼け止めや日傘などのUVケアには皆さん気をつけていると思いますが、UVケアはそれだけでは不十分。では、いったいどんなUVケアが完璧だと言えるのでしょうか?
紫外線から肌を守るために大切なことを、じっくり考えてみましょう。
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紫外線と美容の関係がどんどん明らかに。
私たちの生活の中で肌に悪影響を与えるもっとも身近なものが、紫外線。日焼け止めやUVケアグッズはどんどん進化して、肌を紫外線からしっかり守ることができる時代です。そして、紫外線の種類や日焼けの仕組みもどんどん明らかになっています。
紫外線にはUVA波とUVB波があります。肌が黒くなる日焼けはUVB波が引き起こし、ジリジリと肌が赤く炎症をおこしたり、乾燥やシミ、しわの原因にもなります。しかし実は、UVA派の方がUVB波よりも肌の奥に届き、細胞レベルでダメージを与えてしまいます。深刻なエイジングトラブルを引き起こすのは、むしろUVA波ともいわれています。
そんなUVA波は、日焼けのイメージがある4〜8月だけでなく、それ以外の月も約半分の量が降り注いでいます。そのため、一年を通してのUVケアがとても大切なのです。
しかし、紫外線を防ぐために日焼け止めをこまめに塗りなおしたり、肌を隠すことにも限界があり、一年中となるととても大変です。日焼け止めをつけること、肌を隠すことのほかにも、もっとできるケアは無いのでしょうか?
夏休みに日焼けをした子供が冬にシミができた!なんてことは聞きません。これは、大人の肌と子供の肌の違いに関係しています。ということは、日焼け止めをつけたり、肌を隠したりするほかにも、紫外線ダメージを受けにくくなるための秘密があるのです。
「肌のバリア機能」が一番のUV対策!?
大人の肌が子供の肌と大きく違うのは、皮脂の量。皮脂の量は30歳から徐々に減少し、その影響を受けるのが私たちの肌の表面にある「皮脂膜」です。
「皮脂膜」はもともと私たちの皮脂と汗からできていて、肌の上でヴェールをつくり肌のうるおいが逃げることを防いでいます。それだけではなく、「皮脂膜」は外からの刺激や紫外線からも肌を守ってくれているのです。皮脂が減り、皮脂膜がきちんとできなくなることで、肌は紫外線の影響をダイレクトに受けることに。
皮脂膜をつくることができるようなスキンケアをしていれば、「UVケアを油断してしまった!」というときも、皮脂膜がない肌よりもダメージは軽減されるといえるでしょう。
代謝をあげることも大切
年齢が上がるとともに下がってしまうのが代謝です。代謝が下がると、メラニンの排出がスムーズにいかず、紫外線ダメージが肌に残ってしまいます。代謝をアップさせるためには、適度な運動で基礎代謝をあげたり、良質な睡眠、栄養バランスのとれた食事がなによりも大切です。また、湯船につかるのもおすすめ。10分は浸かって、リラックスしながら巡りのよい体をキープするようにしましょう。
生活習慣の改善は、肌だけではなく体全体の代謝が上がるので、一石二鳥ですよ!
おわりに
紫外線から肌を守るためには、日焼け止めをつける、肌を隠す、この2つ以外にも大切なことがあることがわかりました。いろいろな面から肌や体のケアをして、美肌をキープしたいものですね。
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 製品開発チーム
おおえ
自然化粧品の考え方に共感し、自分もその一端を担いたいという思いからネイチャーズウェイに入社。入社以来処方開発業務に従事し、スキンケア・メイクアップ・ヘアケア製品と幅広く商品開発を担当している。