自分と向き合える大切なスキンケアタイムに、肌が喜ぶ「オイル美容」をはじめませんか?
「オイル美容」とは、その名の通り美容効果のあるオイルを使ったスキンケアのこと。肌の保湿をサポートし、うるおいのある肌に導きます。毎日のスキンケアに簡単に取り入れられる美容法です。肌だけでなく手足や髪、爪など体全体に使えるのもオイル美容の利点。
この記事では、オイル美容の効果と基本的な使い方をはじめ、特別な日の前日やお疲れモードの肌、ボディや髪、爪のケアにおすすめのスペシャルケア方法までをご紹介します。
オイルの性質やデメリットも踏まえた上で、正しく心地よくケアしていきましょう!
美容オイルとは?どんな効果がある?
美容オイルは、特に乾燥肌に悩む方やエイジングサイン*が気になる方におすすめのスキンケアアイテムです。
皮膚の表面にある角質層には、ごく薄い皮脂の膜が張っています。この膜は皮膚をホコリや花粉、細菌などが体内に入るのを防ぎ、皮膚の水分が蒸発しないように保護する役目があります。
しかし、加齢やストレスなどで角質層の皮脂が減ると、角質層の防御力が下がり水分が蒸発しやすくなります。パサパサした乾燥肌や小ジワなどの原因になるのはこのためです。
美容オイルは、基本的にはこの不足する皮脂の膜を補うために使います。オイルは角質層にうるおいを与えて油分で水分を閉じ込めるため、保湿効果が高まります。普段のケアにオイルをプラスするだけで、乾燥が気になる肌も長時間しっとりと保てます。
また、オイルは肌を柔らかくし、古い角質によるゴワつきを解消する役目もあります。「ブースターオイル」を使えば、化粧水の浸透力**がさらに高まり、うるおいを肌の奥**まで届けることができるため、ハリやツヤのある健康的な肌を実現できます。
*ハリ・ツヤ不足
** 角質層まで
美容オイルのデメリットはある?
美容オイルは保湿効果が高い一方、付ける量が多すぎると、肌のベタつきやテカリが出やすくなるというデメリットがあります。
濃厚な重ためのテクスチャーのオイルを使ったときも、油分過多で肌の状態によっては同様のトラブルが起こることがあります。
肌が油分過多の状態では、化粧崩れも起きやすくなります。
化粧品も油分を含むので、肌に馴染みきらないオイルがベースメイクの油分を弾いてしまい、肌の密着を妨げるからです。
メイクしたては良くても、時間が経つとすぐ化粧崩れを起こして台無しになりかねません。
急いでいても、メイクはスキンケア後5分以上は待ってから始めるようにしましょう。肌に美容オイルがしっかり馴染みきるまでは、メイク以外の準備をするなどして時間を有効に使うと◎
また、オイルは酸化(劣化)も起こりやすいのが特徴。酸化した古いオイルを無理に使うと、肌のシミ、くすみを引き起こす「オイル焼け」が起こることがあります。
「酸化しにくいオイルを選ぶ」「冷暗所に保管して酸化を防ぐ」「使用期限を守って開封後はできるだけ早めに消費する」などに注意して、オイル焼けリスクを抑えましょう。
美容オイルの使い方・ポイント
美容オイルはスキンケア全般に使えます。肌だけでなく髪・ボディ・爪など全身に使うことができる多機能なアイテムです。
1.乳液・クリームの代用に
乳液やクリームの代わりに美容オイルを使い、肌の保湿を促す方法があります。
オイルは角質層の皮脂に代わり、肌の表面を覆う働きがあります。適度な油分で角質層を保護し、皮膚のうるおいを逃がさないようにバリアすることができます。
化粧水→美容オイルの2ステップでスキンケアを完了することもできるので、忙しい仕事の日の朝や、乳液やクリームでは肌にうるおいが足りないとき、空気が乾燥する秋~冬にもおすすめです。
オイルを乳液やクリームの代わりにする場合、化粧水はいつもよりたっぷりと肌になじませるのがポイント。オイルは一度手にしっかりと馴染ませてから、肌を覆うようにハンドプレスしながら伸ばしましょう。
2.化粧の前に使うブースターに
ブースターオイルは、洗顔後すぐ、スキンケアの始めにつける美容オイルで、化粧水の浸透*をサポートする効果があります。
ブースターオイルを使うと化粧水や乳液のみのスキンケアより、高い保湿効果と保湿キープ力のアップが期待できます。
ブースターオイルには、親水性があるタイプのオイルがおすすめ。軽いテクスチャーですぐに肌に浸透*し、素早く肌にうるおいを与えることができます。
ブースターに向かないオイルもあるので、オイルならば何でもOKというわけではありません。必ずブースター用として販売しているオイルを選ぶか、ブースター使いを推奨しているオイルを使用しましょう。
3.化粧水や美容液、ファンデーションなどに混ぜる
化粧水や美容液、乳液などのスキンケアアイテムや、リキッドファンデーションなどに美容オイルをプラスすることで、より高い保湿効果が得られます。
ごく少量混ぜるだけで、手間いらずで保湿力をアップさせることができ、テクスチャーも柔らかくなるので、肌に馴染みやすくなるという利点もあります。
化粧水に混ぜると、肌にうるおいを与えるだけでなく、オイルが化粧水の水分を閉じ込め、つけた直後の水分蒸発を防ぐことができます。美容液にオイルを加えると、美容成分が角質層の隅々まで浸透しやすくなり、リキッドファンデーションに加えると、仕上がりのツヤ感がアップします。
気を付けたいのはオイルの量です。1滴~数滴で十分なので、自分の肌に合う量を調整しましょう。テクスチャーの重いオイルは化粧水などの水分量の多いスキンケアアイテムとは混ざりにくいので、手のひらでよく混ぜ合わせるようにしましょう。
4.スキンケアの仕上げ
空気が乾燥している時期や、肌のゆらぎが気になるときなど、普段のスキンケアで満足できないときも美容オイルは役立ちます。
化粧水→美容液→乳液・クリームなどの普段のスキンケアを行った最後に、仕上げにオイルを数滴肌になじませることで、うるおいをアップさせることができます。
油分のバリアでしっかりと肌の水分を閉じ込め、肌のハリや柔らかさをアップします。
普段のスキンケアでうるおいに満足できないときに、手軽にプラスできるお手軽スキンケアです。付けすぎると肌がベタつくことがあるので、オイルは数分で肌に馴染む程度の量に留めましょう。
5.気になる部分のスポットケア
顔全体にはいらないけれど、カサカサする部位だけ重点的にケアしたい、というときも美容オイルの出番です。
美容オイルは、肌の気になる部分にスポットケアとして使用することも効果的です。
乾燥しやすい目元や口元、頬など肌が荒れやすい部分にごく少量のオイルを優しく馴染ませることで、集中的な保湿ケアができます。
オイルの成分が肌を柔らかくしてうるおいも閉じ込めるため、乾燥による小ジワを目立たなくし、ごわつきなどもケアすることができます。
毎日のスキンケアに加えて、そときの肌状態に合わせて必要な箇所にポイント使いをしてみましょう。
6.髪のダメージ補修ケア
美容オイルは、ヘアオイルの代わりに髪にも使用できます。特に乾燥して広がりやすい髪の毛先のケアにおすすめです。
シャンプー後にタオルドライをした髪に、ごく少量のオイルを馴染ませます。痛みが激しい毛先を重点的に、優しく馴染ませましょう。美容オイルの油分が膜になり、傷んだ髪のダメージを補修します。
スタイリングの前に髪全体に美容オイルをごく少量馴染ませると、櫛通りの良い、まとまりの良い髪になります。適量の調整が難しいので、軽めのテクスチャーの美容オイルを1滴から始め、都度微調整しましょう。
7.爪の乾燥を防ぐ
マニキュアをオフした後や、水仕事が終わった後など、爪もダメージを受けて意外と乾燥しがちです。美容オイルは、スキンケアのついでにそんな爪の乾燥対策にも活躍します。
毎日のスキンケアついでに爪や甘皮にも少量のオイルをなじませることで、うるおいを与え、割れやすい爪や硬くなった甘皮を柔らかく保つことができます。優しくマッサージするのも効果的。
マニキュアをした後や、手洗いの後にもこまめに塗るとよいでしょう。
爪が乾燥しているということは、指先の皮膚も乾燥しているので、こまめにオイルでケアすることで、ささくれなどの予防にも繋がります。
8.スリーピングマスクとして
朝、目覚めると顔がガサガサする、ごわつきが気になるという方は、寝る前にスリーピングマスクとして美容オイルを付けるのがおすすめです。
夜のスキンケアの最後に、美容オイルを1滴~数滴手のひらに馴染ませ、顔全体に塗るだけ。寝ている間に肌をしっかりと保湿し、翌朝まで肌のうるおいを保ちます。
特に秋冬の空気が乾燥した季節には、定期的に行うのがおすすめです。
クリームタイプやジェルタイプのスリーピングマスクで満足できない方は、試してみるとよいでしょう。
9.クレンジングオイルとして
メイクアイテムは油が主な原料のため、同じ油性である美容オイルで優しくクレンジングすると、心地よく化粧を落とせます。
オイルがメイクや皮脂汚れを浮かせて優しく落としながらも、肌のうるおいはしっかり守ることができるので、乾燥による肌荒れや乾燥肌で悩んでいる方にぴったりです。
乾いた顔全体に、少し多めのオイルで摩擦が起きないように優しくマッサージをしながら馴染ませましょう。しっかりメイクとオイルが馴染んだら、水やぬるま湯で乳化させてから洗い流します。乳化させてから洗い流すことで、水やぬるま湯がオイルを弾いてしまうのを防ぎ、するんとメイクを落とすことができます。
10.ボディ・ハンドのマッサージオイルに
美容オイルは少量でも長持ちするので、使用期限までに使い切れないという方もいるでしょう。
そんなときは、ボディやハンドのマッサージオイルとして使用すると全身にたっぷり使うことができます。
美容オイルを適量手に取り、手のひらで伸ばしてからマッサージを行います。手足の先から上へ向かって、マッサージしていくのがおすすめです。
マッサージ後、肌に馴染むまでは服やシーツにオイルが付着することがあります。5分以上待ち、肌のベタつきが消えてからベッドに入りましょう。
美容オイルを使ったスペシャルスキンケア
美容オイルは、週に1~2回のスペシャルケアにも取り入れられます。
特別な日の前日や、特に肌が乾燥しているときなどの集中ケアに是非試してみてください!
1.お風呂に浸かりながらオイルパック
お風呂に浸かりながらオイルをたっぷり肌にのせてオイルパックをすることで、プルプル・モチモチな肌に!
お風呂の蒸気によるスチーム効果でオイルが角質層の隅々まで浸透し、肌がやわらかくなることで手が肌に吸い付くような感覚を味わえます。入浴中の肌の水分蒸発を防ぐこともできて一石二鳥!
1.クレンジング・洗顔後の湿った肌に、オイルを肌全体に馴染ませます。
2.そのままお風呂に浸かりながら放置。(5分以上パックするのがおすすめです。)
3.お風呂からでるときにぬるま湯で洗い流して完了です。
2.スペシャルオイルマッサージ
週に1~2回、オイルを使ってフェイシャルマッサージをするのもおすすめ。
オイルは滑りをよくしてマッサージをしやすくするだけでなく、摩擦による刺激も軽減できます。
フェイシャルマッサージは、血流を促してリンパの流れを良くすることができるので、すっきりとした小顔を目指したい方におすすめです。
1.クレンジング・洗顔後水気を拭き取ったら、オイルを肌全体と首筋に馴染ませます。
2.まずは首筋のリンパをやさしく下に向かって流します。
3.次に、顔全体を下から上に向かって円を描くようにくるくるとやさしくマッサージしていきます。
4.目周りの骨の部分や、小鼻の脇、こめかみなどのツボを指の腹を使ってゆっくり押します。
5.最後にフェイスラインから首筋をつたって鎖骨までなで下ろし、鎖骨のくぼみのツボをゆっくり押します。
6.いつも通りスキンケアをして完了です。
※オイルが肌に残ってベタつきが気になるときは、軽くティッシュオフをするか、化粧水を含ませたコットンでやさしく拭き取りましょう。
ベタつきが苦手な方におすすめ!2層タイプのブースターオイル
「オイルのベタつき感が苦手…」という方には、チャントアチャームの<モイスト ブースターオイル>がおすすめ!
植物オイルと植物エッセンスが2層になっていて、使う直前に振って混ぜ合わせて使用するタイプ。
スーッと軽やかなテクスチャーが特徴で、ベタつかず、オイル美容初心者さんにも使いやすい使用感です。
化粧水の前に使用する、うるおい引き込む*1導入美容液。
バリア機能をサポートする「植物性セラミド*2」と、水を抱え込む力がある「バオバブオイル*3」を配合。ベタつくことなくすばやくに角質層のすみずみまで馴染み、化粧水の浸透*1をアップさせます。
*1 角質層まで
*2 コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿/肌荒れ防止)
*3 バオバブ種子油(保湿/柔軟)
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化粧水の前に使用する、うるおい引き込む*導入美容液「モイスト ブースターオイル」の限定の香りが登場。
天然のエッセンシャルオイルブレンドによる、シダーウッド調のすがすがしい香りです。深呼吸しながら、香りを存分に楽しんでみてください。
* 角質層まで
まとめ
「何を使ってもすぐ乾燥してしまう。」
「エイジングサイン*が気になってきた。」
「いつものスキンケアでは物足りない。」
「何かプラスαのスキンケアをしたいけど、何から始めればいいかわからない。」
こんなお悩みを少しでも感じている方こそ、オイル美容がおすすめです。
美容オイルはバリア機能をサポートしながら肌の乾燥を防ぐことができるため、健やかなうるおい美肌を保つことができます。
肌の状態や用途に合わせて美容オイルを上手に取り入れ、楽しみながらスキンケアしていきましょう!
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム
みずの
食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。