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ホワイトバーチ(白樺)とは?
名前:ホワイトバーチ/White Birch
和名:白樺(シラカバ)/シラカンバ
学名:Betula platyphylla
植物分類:カバノキ科カバノキ属シラカンバ種
花言葉:忍耐強さ、光と豊富、柔和、あなたを待ちます 等
ホワイトバーチ(白樺)の特徴
ホワイトバーチ(白樺)は、ヨーロッパとアジアの地域が原産のカバノキ科の樹木。「白い樹皮のカンバの木」から、シラカンバとも呼びます。
北海道に多く見られ、25mを超えるほどの高さにまで成長します。樹脂の量が多いため抵抗力が強く、湿気の多い土壌でも育ちます。日本では、木のやわらかい材質を活かして爪楊枝や箸などに利用されてきました。
ホワイトバーチの花は尻尾のような形をしていて、4月~5月に雄花の花穂が垂れ下がり、上向きに雌花の花穂が付きます。花粉が風によって運ばれる「風媒花(ふうばいか)」で、北海道の一部地域では花粉症の原因ともなっています。
▼ホワイトバーチの花
ホワイトバーチ(白樺)の歴史・エピソード
ホワイトバーチは太古から神木として定められ、ゲルマン民族やスラブ民族の間で崇められてきました。
フィンランドでは、山火事があった後に一番最初に生えて雑木林を育てていくことから「マザーツリー」とも呼ばれ、広く親しまれています。また、近年日本でも大流行中のフィンランドサウナでもホワイトバーチの若枝を束ねた「ヴィヒタ」が無くてはならない存在です。
ホワイトバーチは、春に芽吹くために雪解け水をぐんぐん吸い上げる性質があり、その樹液も古くから愛飲されてきた歴史があります。
無色透明でほんのり甘みがある爽やかな風味で、豊富な栄養分が含まれていることから、フィンランドやロシア、中国、韓国などでは千年以上も前から、日本でも北海道のアイヌ民族が健康飲料として摂り入れられてきました。
また、その樹液を栄養源として木に寄生するキノコ「チャーガ(カバノアナタケ)」という副産物も。成長が遅く希少価値が高いため、「幻のキノコ」「森のダイヤモンド」などと呼ばれています。
チャーガも古くから民間療法として使われており、北海道の先住民族であるアイヌ民族はお茶にして煎じて飲んでいたそうです。
ロシアでは16世紀頃から利用されていて、ロシアのモノマフ皇帝が、口唇ガンになった際の治療薬として使っていたという伝説も残されています。
▼チャーガ(カバノアナタケ)
ホワイトバーチ(白樺)の効果・効能
ホワイトバーチは「美と健康のシンボル」と言えるほど、嬉しい効果効能がたくさんあります。
〈 ホワイトバーチ(白樺)の主な作用〉
・利尿作用
・アンチエイジング
・抗酸化作用
・収れん作用
・美白効果
・肌のバリア機能UP
・便秘解消
・ダイエット効果
ホワイトバーチにはフラボノイドやビタミンCが豊富に含まれていることから、体のむくみを改善する利尿作用・デトックス効果に優れ、アンチエイジングにも効果的だと言われています。ポリフェノールの一種で肌を引き締める効果を持つタンニンの含有量も豊富です。
また、脂肪燃焼を自然に促進する栄養素であるサポニンも含み、北欧やロシアではダイエットの味方としても知られています。
樹液だけでなく葉の煎じ薬も、皮膚病や傷の治療に有効とされています。
※上記は植物の一般的な性質を述べたもので、化粧品の効能を示したものではありません。
ホワイトバーチの恵みを、毎日のくらしに。
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コンテンツ担当 さくらい
現在はSNSやコラムの執筆を担当。趣味は美味しいお酒と映画。