【ハーブ事典】オウゴン

2024.04.18

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漢方や生薬として古くから使われているオウゴン。あまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、近年では研究が進み、肌への効果効能が認められ美容成分を豊富に持つ植物として注目を浴びています。今回はそんなオウゴンの魅力について深掘りしていきます。
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オウゴンとは?

英名:Baikal skullcap
和名:黄金花(コガネバナ)
学名: Scutellaria baicalensis
植物分類: シソ科タツナミソウ属
花言葉:「心の平和」「ひそかな輝き」

  

オウゴンの特徴

「オウゴン」とは、黄金花(コガネバナ)と呼ばれる植物の「根」の部分を指します。
黄金花という漢字から黄色い花をイメージしますが、コガネバナの花は紫色で、『黄金』と呼ばれる名前は黄色い根に由来します。
この黄色い根を乾燥したものを生薬名で黄芩(オウゴン)と呼びます。

   

黄金花はどんな花?

高さ30〜60cmほどのシソ科の多年草です。茎は四角形で、根元部分はやや木質化して横に這うように伸び、上部は直立しています。葉は長さ1.5〜5cmで細長く、うっすらと毛で覆われています。初夏~秋頃、茎の上部に青紫色の唇方の花を密集して咲かせます。

黄金花の根「黄芩(オウゴン)」

黄金花の根はとても太く、切断すると断面が鮮やかな黄色なのが特徴です。この根の色が花の名前「黄金花」と生薬名の「黄芩」(オウゴン)の由来になったといわれています。

  

オウゴンの効果・効能

オウゴンの根を乾燥させた生薬は、昔から重宝されてきました。日本では、江戸幕府直轄の「小石川御薬園」で栽培されていたという記録があり、現代でも漢方として多くの目的として使用されています。

<オウゴンの主な作用>
・解熱
・解毒
・胆汁分泌促進
・胃液分泌抑制
・抗炎症
・抗アレルギー
・抗菌
・脂質代謝改善作用

<オウゴンの主な美容効果>

・肌荒れ防止
・保湿
・抗菌作用

   

ネイチャーズウェイの研究

ネイチャーズウェイでは和漢植物として知られてきたオウゴンの効果を科学的に解明し、その効果を明らかにするため、同志社大学大学院生命医科学研究科との共同研究を行いました。その結果、オウゴン根エキスには「紫外線(UV-B)ダメージから肌細胞を防御する効果が高い」ということが判明しました。 肌老化の原因の70%〜80%は紫外線ともいわれ、乾燥、シワ、たるみ、シミなどの肌老化につながります。研究の結果オウゴン根のエキスは、細胞そのものをダメージから保護し抵抗力を高めてくれるので、健康な肌を維持するために有効なハーブといえます。  

ネイチャーズウェイのオウゴン

ネイチャーズウェイがオウゴンを栽培している自社農場は、日本で最も日照時間が長いと言われる山梨県北杜市にあります。標高800mに位置する丘陵地で、日照時間が長いという環境は、大地に降り注ぐ紫外線量が多くなるため、強い日差しに自らが負けてしまわないように紫外線への抵抗力を自らが作り出します。そのため、ネイチャーズウェイの自社農場で育つオウゴンも紫外線(UV-B)ダメージに負けない効果を兼ね備えた生命力の高いハーブが育ちます。

毎日のスキンケア・ヘアケアに

古くから生薬として私達の健康をサポートしていたオウゴンですが、昨今の研究では肌への効果が高いことも知られています。ネイチャーズウェイの自社製品で使用されているオウゴン根エキスは、同志社大学との協同研究の結果「紫外線(UV-B)ダメージから肌細胞を防御する効果が高い」と認められたオウゴン根エキスを使用しています。
是非オウゴン根エキス配合のコスメもチェックしてみてください!