
フェイスパウダーの使い方・塗り方をご紹介!役割や選び方など基本も解説

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■フェイスパウダーの役割とは?

フェイスパウダーは、肌の表面をサラサラに仕上げ、汗や余分な皮脂を吸収し、メイクしたての綺麗な仕上がりを長持ちさせる効果があります。
「フェイスパウダー=肌をマットに仕上げる」というイメージがありますが、種類によって質感が異なり、アイテムや塗り方によってツヤ感やふんわり感など、それぞれお好みの仕上がりを演出することができます。
また、フェイスパウダーを使用することで、アイシャドウやアイブロウ、チークなどのポイントメイクの化粧ノリが良くなり、崩れも予防することができます。
パウダーファンデーションとの違い
フェイスパウダーとよく比較されるものが、パウダーファンデーション。パウダーファンデーションには色が付いており、気になる肌トラブルや毛穴をカバーしたり、肌の色ムラを整えたりする役割があり、きちんとした印象に仕上げることができます。
フェイスパウダーは、仕上げのパウダーとしての役割を最大限に果たせるよう、パウダー自体にカバー力や発色力を持たせていないものが多く、色付きタイプの場合はほんのりとした発色になるので、パウダーファンデーションと比べてナチュラルな仕上がりになります。
■自分に合ったフェイスパウダーの選び方

フェイスパウダーの選び方について解説いたします。
自分の肌質やなりたいイメージ、使用シーンなどに合わせて選んでみましょう。
仕上がりで選ぶ
フェイスパウダーは、パウダーの質感や配合されているパールの割合や大きさによって、マット肌だけでなくツヤ感を残した仕上がりにすることもできます。なりたい仕上がりイメージに合わせて、パウダーも種類を選び分けるのがおすすめです。
〈ツヤ肌がお好みの方〉
ベースメイクをツヤ肌にしたい方は、粉状の「ルースパウダー」を使用するのがおすすめです。
ルースパウダーは細かいパウダーがふんわりと肌につくタイプなので、マットになりすぎず適度にツヤを残したマシュマロ肌仕上がりになります。
また、ルースパウダーの中でもパールが配合されているタイプなら、光を反射してよりツヤ感のある華やかな肌に仕上げることができます。
〈マット肌がお好みの方〉
ベースメイクをマット肌にしたい方は、「プレストパウダー」を使用するのがおすすめです。
プレストパウダーはパウダーをぎゅっと固めた固形タイプで、ルースパウダーよりもさらっとマットに仕上がるのが特徴です。
しっかりと肌に均一にパウダーがつくので、つるんとしたきめ細やかな陶器肌を演出することができます。プレストパウダーの中にもパールが配合されているタイプもあります。このタイプは顔の凹凸部分だけに光を集めるので、ハイライトを仕込んだような立体感のあるマット肌に仕上げることができます。
肌の色や肌悩みで選ぶ
フェイスパウダーにもさまざまなカラーがあり、カラーコントロール効果を持つフェイスパウダーもあります。
肌の色に合わせて選ぶのはもちろん、肌色のお悩みに合わせてフェイスパウダーのカラーを選ぶのもおすすめです。
〈クリアカラー〉

クリアカラーのフェイスパウダーは、その名の通り色がつかないパウダーで、肌の質感だけを整えてメイクをフィックスさせるパウダーです。特にベースメイクに厚塗り感を出したくない方や、肌に明るさをプラスしたい方、自然な透明感*を出したい方などにおすすめのタイプです。
下地やファンデーションの色味を邪魔しないので、どのアイテムと組み合わせても相性が良いのが魅力。
また、色がつかない分、首やデコルテなどのボディ使いもできます。UVカット効果があるタイプであれば、顔とボディ両方のUVパウダーとしても使えるので便利です。
* メイクアップ効果による
〈ピンク・パープルカラー〉

ピンクやパープル系のカラーは、肌が青白っぽく見えがちな方や、くすみやすい方におすすめです。
ピンク系のカラーは自然な血色感と透明感*を与えながら健康的な肌を演出し、パープル系のカラーはトーンアップした透明感*のある色白肌を演出することができます。
チークレスメイクをしたいときに、頬の辺りに部分使いするのもおすすめです。
ピンクとパープルの両方のカラーを配合した、いいとこどりのパウダーも人気があります。
* メイクアップ効果による
〈ベージュ・オークルカラー〉

ベージュやオークルカラーのフェイスパウダーは、肌色に自然に馴染みながら色ムラをカバーし、さまざまな肌悩みを均一にカモフラージュできます。使う人を選ばないベーシックカラーなので、メイク初心者の方でも使いやすいでしょう。
肌色に近い色で適度にカバー力もあるからこそ、下地のあとにこのフェイスパウダーをつけるだけでもナチュラルなベースメイクが完成します。ファンデーションをお休みしたい日などにもおすすめです。
〈グリーンカラー〉

グリーンは赤と正反対の補色カラーなので、肌に赤みがでやすい方におすすめです。頬の赤みをナチュラルに補正しつつ、すっきりとしたクリアな透明感のある肌を演出することができます。
コントロールカラー下地やコンシーラーほどのカバー力はありませんが、赤みを自然にカモフラージュしつつ、ナチュラルメイクに仕上げたいというときに一役買います。
顔全体にはベージュやオークルカラーのフェイスパウダーを使い、頬の赤みが気になる部分だけにグリーンのパウダーを仕込むのもおすすめです。
* メイクアップ効果による
配合成分で選ぶ
スキンケアを選ぶように、肌質に合わせて成分をチェックしておきましょう。
例えば肌がテカリやすい方は、サラサラキープ成分である「シリカ」配合のものがおすすめです。シリカは、皮脂を吸着してサラサラ肌を保ち、化粧崩れを防止することができます。
また、肌が乾燥しやすい方は、植物エキスやセラミドなど、肌の保湿成分が配合されているものがおすすめです。「パウダー=乾燥する」と思われがちですが、保湿成分がしっかり配合されていれば、うるおいをキープすることができます。パウダーを一粒一粒保湿成分でコーティングしているタイプが特におすすめです。
UVカット機能があるものを選ぶ
フェイスパウダーにもUVカット効果があるものを選んでおくと、いざというときに頼りになります。
基本的にはベースメイクを塗る前に日焼け止めを塗っていたり、きちんとUVカット効果がある下地やファンデーションを塗っていたりすれば、朝のメイクの仕上げに使うフェイスパウダーにはUVカット機能は必要ありません。しかし、日焼け止めは汗や皮脂で落ちてしまうことがあり、一般的に2~3時間おきに塗り直すことが推奨されているため、メイクの上から塗れるフェイスパウダーにUVカット効果があれば、化粧直しついでに日焼け止めの塗り直しが簡単にできます。
UVカット機能がきちんとあるフェイスパウダーを選んで、外出時にもポーチに忍ばせておくのがおすすめです。
使用するシーンに合わせて選ぶ
使うシーンに合わせて、フェイスパウダーの形状も選び分けるのがおすすめ。
家でメイクをするだけであれば通常サイズのフェイスパウダーでも問題ありませんが、外出時にも同じものを使うとなると、ポーチがかさばってしまったり、ルースタイプだと粉飛びして荷物が汚れてしまったりする可能性もあります。 外出時用として、ミニサイズや固形のコンパクトミラータイプなど、持ち運びに便利なフェイスパウダーを用意しておきましょう。
■フェイスパウダーを使う前にしておくべき準備

フェイスパウダーを使うメイクをするときは、丁寧なスキンケアでしっかりうるおいを与えておくことが大切です。肌のうるおいが足りていないと、下地やファンデーションを塗ってもフェイスパウダーがうまく肌に密着しないことがあります。
肌を清潔にする洗顔からきちんと丁寧におこない、化粧水や美容液、乳液やクリームなどでしっかり保湿して、水分と油分のうるおいバランスを保つことが大切です。
■フェイスパウダーを塗る正しい順番は?
フェイスパウダーはベースメイクの一番最後に使用するパウダーで、「フィニッシュパウダー」「フィニッシングパウダー」ともいわれています。化粧下地やリキッドファンデーションなどのリキッド系のベースメイクを塗った後にフェイスパウダーを重ねると、肌の表面をサラッとした質感に仕上げ、ベースメイクをより肌にフィットさせることができます。
▼しっかりカバーしたいとき
化粧下地の次にリキッドファンデーションやクリームファンデーションをのせます。気になる部分はコンシーラーで補正し、最後にフェイスパウダーで仕上げます。
▼ナチュラルに仕上げたいとき
化粧下地で肌のトーンを整えた後、気になる部分はコンシーラーで補正して最後にフェイスパウダーで仕上げます。
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■フェイスパウダーの種類別特徴
フェイスパウダーは、大きく分けると粉末状の「ルースパウダー」と、固形の「プレストパウダー」に分かれます。
ルースパウダーの特徴

ルースパウダーは粉末状のパウダーです。 ナチュラルでふんわりとした柔らかい肌印象に仕上げることができます。パール配合タイプのルースパウダーを使用すると、ツヤ肌に仕上げることができます。小鼻周りのテカリが気になる方は、テカリやすい箇所にルースパウダーをパフで押さえるようにつけることで、テカリにくいベースメイクをキープできます。
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プレストパウダーの特徴

プレストパウダーは粉末状のパウダーをプレスして固めた固形タイプです。ルースパウダーよりもさらっとした質感でマットな陶器肌に仕上がります。 持ち運びにも便利なので、メイク直しアイテムとしても活躍します。
■フェイスパウダーの塗り方
フェイスパウダーは、基本的にパフかブラシを使って塗ります。パフとブラシそれぞれの使い方や塗る際の注意点をおさえておきましょう。
パフを使う場合

Step.1
パフにフェイスパウダーをとったら、二つ折りにしてもみこみ、パウダーをしっかりなじませます。
※顔に載せる前に手の甲で量を調節してください。

Step.2
肌にのせるときは、あご先から顔全体に軽くおさえるようにつけていきます。

Step.3
皮脂崩れしやすいTゾーンや小鼻、目もとなどの細かいところはパフを折って、より丁寧におさえます。
ブラシを使う場合

Step.1
軽く円を描くようにパウダーをとり、手の甲でつき具合を確認します。
※パウダーをとるときに力を加えすぎると、多くとれることがありますのでご注意ください。

Step.2
あご先からお顔全体にらせんを描きながら下から上にブラシを回転させてなじませます。

Step.3
額も同じく円を描くように回転させながら、中心から外側に向かってなじませます。
小鼻などの細かい部分も、ブラシの毛先を使ってさっとなじませましょう。
■春から夏にかけてはUVカット効果の高いパウダーを!

紫外線が強くなる春から夏にかけては、UVカット効果の高いフェイスパウダーを選びましょう。日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直すのが基本なので、パウダータイプの日焼け止めなら外出先での塗り直しにも便利です。
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UVパウダーの塗り方

Step.1
パフにパウダーを適量とり、手の甲で軽くなじませて量を調整します。

Step.2
崩れやすいTゾーン→頬→全体の順でパウダーを置いていくように塗ります。パウダーは崩れやすい部分やテカリやすい部分から乗せていくのがポイントです。

Step.3
小鼻や涙袋などの細かい部分は、パフを折り畳んで丁寧におさえます。
顔全体を見て、よりカバーしたい部分は再度パフにパウダーをとり、少量ずつ重ね付けします。
■まとめ:メイクの仕上げに綺麗をプラス!
今回は「ルースパウダー」「プレストパウダー」「UVパウダー」の3種類のフェイスパウダーをご紹介しました。それぞれ特徴や仕上がりが異なるので、使うシーンやなりたい肌の印象に合わせて選んでみてくださいね。
フェイスパウダーを使うのと使わないのとでは、メイクの仕上がりのクオリティやキープ力が大きく変わります。 メイクの仕上げにフェイスパウダーを使用して、綺麗をプラスしましょう!
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執筆者
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい
飲食店やアパレル店の接客経験を経て、 化粧品の販売スタッフとしてネイチャーズウェイに入社。現在はSNSやコラムの執筆を担当。趣味は美味しいお酒と映画。