「今よりももっとメイク上手になりたい」「さらに美人になりたい」と願うのなら、普段のメイクにハイライトを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ハイライトを使いこなせるようになると、ナチュラルに顔に凹凸を作ることができ、メリハリのある美人顔へと近づきます。また、肌に透明感やツヤ感をプラスすることができるため、ベースメイクの仕上がりをワンランクアップさせることができますよ。
憧れのナチュラル美人メイクを叶える、ハイライトの使い方をご紹介します。
“ハイライト”ってどんなアイテム?
「メイク雑誌や売り場ではよく見かけるものの、ハイライトの使い方がよく分からない」という女性も多いでしょう。
ハイライトの役割は、顔に明るい色を乗せて立体感や凹凸を出し、さらに肌へツヤを与えるというもの。顔にメリハリをつけたり、肌を美しく見せることで美人顔を演出することができるのです。これは、ファンデーションやチークだけでは、叶えることができません。
ハイライトは、上手に使えばナチュラル美人を演出できる、メイクアップの最強アイテムなのです。上手な使い方をマスターして、メイクの上達を目指しましょう。
ハイライトの“カラー選び”にも注目を
ひと口にハイライトと言っても、実はさまざまなカラーバリエーションがあります。
定番のパール系ホワイトは立体感が出やすいカラーですが、使いすぎると不自然になってしまうこともあるので要注意。
ハイライト初心者さんには、肌馴染みのいいピンク系やベージュ系が使いやすいでしょう。また、くすみやクマなどの肌トラブルが気になる場合には、肌に透明感を与えるパープル系や、青白さをカバーするイエロー系を取り入れるのがおすすめです。
ハイライトの種類や使うタイミングは?
カラーバリエーションが豊富なように、ハイライトの形状にはさまざまな種類があります。使いやすいのは“パウダータイプ”のハイライトで、ブラシに含んで肌の上を滑らせるだけで簡単に凹凸やツヤを与えることができます。
ファンデーションを塗ってから、ルースパウダーの代わりにパウダーハイライトを使いましょう。
また、近頃人気が出ているのが“クリームタイプ”のハイライトです。肌にすっと溶け込んで、自然なツヤ感を演出してくれます。ファンデーションのあとに塗ると、ベースメイクがヨレることがあるため、化粧下地とファンデーションの間に使用するのが上手に仕上げるコツです。
ハイライトはどのパーツに入れたらいい?
顔に立体感や凹凸を出したいという場合には、Tゾーンや頬骨などに入れるのが正解です。おでこに明るいハイライトをふんわりと丸く入れ、鼻筋には縦に細く入れていきましょう。このとき鼻筋に広い幅でハイライトを入れると、鼻が大きく見えてしまうことがあるため要注意。0.5mm程度を目安にしましょう。
また、頬の上から目尻にかけてのCゾーンにハイライトを入れると、目元が明るい印象になる上に、ツヤ肌に仕上げることができます。塗りすぎるとテカって見えてしまうため、軽めに入れるのがポイントです。
さらに、ハイライトの使い方に慣れてきたら、あごや眉の下、唇の上にも軽くハイライトを入れてみましょう。広範囲に塗りすぎると仕上がりが不自然になるため、サッと乗せることを心掛けてくださいね。
顔の輪郭別!ハイライトの入れ方
ハイライトを使う上では、顔の輪郭に合わせた塗り方をすることが重要なポイント。自分の顔の形に合ったハイライトの入れ方をマスターしましょう。
丸顔さん
1.Tゾーンは「縦長」を意識
丸顔さんは、縦の長さを目立たせることで卵型に見せることが出来ます。おでこ部分は横長に入れず、眉間の間くらいの幅で入れましょう。鼻筋は長めに、鼻先まで乗せることで縦長を強調出来ます。
2.目の下は「斜め」に
目の下も同様、横に広く入れてしまうと丸顔が強調されてしまいます。目尻から黒目の下の部分まで、ななめに入れましょう。この部分をツヤっとさせることで、明るい印象を与えることが出来ます。
3.あご先は「逆三角形」
丸顔さんは、あご先があまり尖っていないのが特徴。そのため、ハイライトを逆三角形に入れて、あごを尖らせるようなイメージにしましょう。
面長さん
1.Tゾーンは目立たせない
面長さんは、丸顔さんと違って縦幅がありますよね。そのため、Tゾーンと目立たせてしまうと縦の長さが強調されてしまいます。Tゾーンは目立たせないように、鼻の付け根部分に少しだけ、「短く」入れるようにしましょう。
2.目の下は「横長」を意識
一方、目の下、頬の高い部分は横長にしっかりと乗せましょう。縦幅は狭く、横幅は広く長めに入れることで、印象を変えることが出来ます。
3.あご先は乗せない
面長さんは、あご先のハイライトは乗せないほうがベスト。もともと存在感のある顔型なので、さらに目立ってしまうとバランスが崩れてしまいます。
ベース顔さん
1.Tゾーンは目立たせない
面長さん同様、鼻の付け根部分に少しだけ、「短く」入れて目立たせないようにします。目の下は「逆三角形」に
頬を前面に出すようなイメージで、長めの逆三角形に入れましょう。こうすることで、ふっくら見せることが出来ます。
2.目の横のCゾーンにも
目の横のCゾーンは、目尻の骨に合わせて乗せます。ベース顔さんは顔の重心が下に行きがちなので、視線を上げるように忘れずに入れましょう。
3.あご先は前に出すように
あごを前に出すようなイメージで、あご先は横に入れます。こうすることで、エラを目立たせなくすることが出来ます。
逆三角形さん
1.Tゾーンは「中央」に
Tゾーンは鼻の付け根部分に、短めに入れましょう。顔の形を変えるためではなく、立体感をアップさせるために乗せるイメージです。
2.目の下ではなくフェイスラインに
目の下の部分は乗せずに、頬骨の下のくぼんでいる部分に、斜めに入れます。こうすることで、シュッとしているフェイスランをふっくらと見せることが出来ます。
3.あご先は「横長」を意識
シュッとしているあご先は、横幅を意識して横長に入れましょう。全体的にふっくらとした印象に変わるはず。
自分の肌に合ったハイライトは?肌の色別に紹介
ハイライトは、顔の形に合わせた塗り方だけでなく、色選びも重要なポイントです。日本人の肌色は、黄みがかかったイエローベース、青みのあるブルーベースの大きく2種類に分けられます。
イエローベースの方
黄みがかかったイエローベースの方は、同じく黄みがかかったカラーが馴染みます。イエローベージュやゴールドベーシュを選びましょう。赤みが気になる方も、イエロー系がおすすめです。
ブルーベースの方
一方、青みがあり色白なブルーベースの方は、肌色に近い、透明感のあるカラーがぴったり。ブルーやピンクの混ざったハイライトが馴染みます。ホワイト系のカラーを選びましょう。くすみが気になる方は、パープルの混ざったホワイトカラーがおすすめです。
ハイライトの入れ方で注意することは?
顔にメリハリを付けてくれるだけでなくツヤっと見せてくれるので、顔色が良い印象になるハイライトですが、注意するポイントがあります。
顔の形に合った入れ方を
先ほどご紹介した顔の形別の乗せ方を行いましょう。顔の形は、骨の付き方で変わってきます。本来影になる部分にギラギラとしたハイライトを乗せてしまうと浮いてしまいます。乗せる範囲や入れ方には注意しましょう。
肌色に合った色選びを
肌色に合っていない色のハイライトを乗せてしまうと、先ほど同様浮いてしまいます。ハイライトにおいて一番大切なのは、その色選びかもしれません。
欲張らないこと
ハイライトを入れる範囲や乗せる量は、欲張らないようにしましょう。見た目が綺麗なのでついつい乗せがちになってしまいますが、まずは少量から少しずつ乗せるように意識することが大切です。
ラメ感にも注意
ギラギラと大粒のラメが煌めくようなタイプだと、悪目立ちしてしまいます。パールやラメが細かく、きらきらっと輝くタイプを選びましょう。
おわりに
近年のトレンドになっているツヤ肌メイクにも欠かせないハイライト。ファンデーションやチークほど重視されていないアイテムですが、軽く取り入れるだけでもメイクの仕上がりは格段にアップします。上手な使い方をマスターして、メリハリのある美人顔をゲットしましょう。