「治癒」「信頼」という花言葉をもち、その名の通り古くから私達の身体や肌の治療に用いられてきたコンフリー。現代でもその効果効能の信頼の高さから民間療法やスキンケアなどに配合されています。
今回はそんなコンフリーの魅力や効果効能について解説します。
TOPICS
コンフリーとは?
英名:Comfrey
和名:ヒレハリソウ
学名:Symphytum officinale
植物分類:ムラサキ科ヒレハリソウ属
花言葉:「治癒」「信頼」
コンフリーの特徴
コンフリーはヨーロッパ原産のムラサキ科ヒレハリソウ属多年草です。60cm〜90cmほどまで成長し、初夏から夏にかけて2cmほどの釣鐘状をした白〜薄紫色の花を咲かせます。筒状の花は中間部分で細くなり、そこから先端に向かってふっくらと広がる形は、ワンピースやドレスのようにも見えるかわいらしい花です。
葉や茎は白く細い毛で覆われており、触るとザラザラとした感触があります。和名の「ヒレハリソウ」は葉の基部から茎にかけて翼(よく)があり、この部分がヒレ(鰭)と見立てられたことが由来とされています。
コンフリー歴史・エピソード
コンフリーはその可愛らしい花の姿から、日本には明治時代に観賞用として渡来しました。コンフリーの葉には、ビタミン類やミネラル、カルシウム、タンパク質が多く含まれていて、コーカサス地方では長寿の野菜として食べられていました。
「畑の牛乳」といわれるほど栄養価が高く、繁殖力も高いため馬や牛などの家畜の餌としても重宝されています。
その栄養価の高さと栽培のしやすさから、昭和40年代には日本でも健康野菜としてブームになり、「奇跡の草」などと呼ばれ家庭菜園などで栽培されました。
若い葉を天ぷらや炒め物などにしたり、大きく成長した葉はハーブティーやお風呂に入れていたようです。しかし、その後の研究でコンフリーに含まれるアルカロイドという成分が肝機能障害を引き起こすということがわかり、現在では外用のみの使用を推奨されています。
コンフリーの効果・効能
コンフリーは「ニットボーン(骨接ぎ)」ともよばれ、古くから骨折や捻挫の治療として用いられていました。コンフリーがもつ「アラントイン」という成分には、抗炎症作用や組織修復作用、抗刺激作用があり、骨・軟骨・筋肉の成長促進をサポートします。また、炎症や外部の刺激によるダメージから肌を守り傷ついた肌を修復してくれるため、日焼け止めやニキビ・肌トラブルの治癒などにも期待できます。
〈コンフリーの主な作用〉
・消炎症作用
・細胞増殖作用
・収れん作用
・修復作用
・保湿効果
コンフリーの楽しみ方
ここからは、コンフリーの活用方法をご紹介します。手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、是非参考にしてみてくださいね。
‐スキンケアとして
コンフリーがもつ「アラントイン」という成分は、肌を優しく整え保湿力を高める成分として知られ、敏感肌や乾燥肌の方に特におすすめの成分です。この自然由来の成分は、肌の修復力をサポートし、炎症や赤みを抑える作用も期待できるため、乾燥や肌荒れが気になる季節にだけでなく、季節問わずコンフリーエキス配合のスキンケアを使うことで健やかな肌を保つことが期待できます。
毎日のスキンケア・ヘアケアに
コンフリーは、その自然のチカラで肌を優しくいたわりケアしてくれます。日々のスキンケアにコンフリーを取り入れ、植物の恵みを感じながら健やかな肌を目指してみませんか?
是非、ネイチャーズウェイの「コンフリー」配合のコスメもチェックしてみてください!
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
てらもと