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【農場だより】有機土壌を生き生きと!クロタラリアの活用

ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。

180cm超え!グングン伸びるクロタラリア

秋を迎えた農場ですが、少し季節をさかのぼりコモンセージ(英: Common Sage 学名: Salvia officinalis)の花が満開を迎えた5月下旬、次なる緑肥テストとしてクロタラリア(Crotalaria)の種を撒いた時のお話です。クロタラリアを初めて耳にする方も多いのではないでしょうか?

クロタラリアはマメ科の植物でヘアリーベッチのようなつる性ではなく木立性(自立するタイプ)です。

↑ 種子は3~4mmくらいで平たい「まめ型」

マメ科特有の窒素固定により畑を肥沃にしてくれたり、根っこを地中深くまでグングン伸ばすので生長後には枯れた根っこ跡の通気性も良くしてくれ、さらに土中で根っこに悪さをする「線虫」の抑制にも効果的と有機栽培やRO栽培において強い味方なんです。

5月下旬、種まきのため畑を耕し推奨量きっちりのクロタラリア種子をバケツに量り取りすじ状に手撒きしました。

▼種まき直後

▼1週間後マメ科特有のやや曲がり気味の双葉が仲良く並んでいました。

その後は太陽の光を浴びグングン生長していきましたが、並行して雑草との戦いも始まっていました。特にイネ科雑草は生長がはやくクロタラリアより勝っていました。

丸い葉っぱがクロタラリア、細長い葉っぱはイネ科の雑草です。
よくよく見ると播種密度が疎らのためか雑草にも太陽の光が十分にあたることも張り合ってくる要因のようです。 テストなので良きにせよ悪しきにせよこちらはそのまま観察を続けます。その間もいろいろ対策を検討しテストを繰り返し8月中旬 第2弾の種まきを行いました。
今回は手押し種まき機を導入し播種量や間隔、密度など繰り返しおこなったテストの最良の条件で挑みました。

この赤い機械は、連続して種まき直後に覆土(土をかぶせる)もしてくれます。手撒きと違って腰が痛くならず人にも優しい優等生でした!

そこから1か月後の9月中旬 当初イメージした以上にきれいに生えそろい雑草の抑制もできているようです。こちらもこの先の推移を見守って行きます。

そして現在、1弾のクロタラリアはというと本来より大きく生長し草丈が180cmを超え・・

たくさんの黄色い花を咲かせています。本来、花が咲く前に刈り倒すのが良いそうなので作業の遅れを教えてくれています。近々刈り倒し粉砕して畑土の微生物環境活性のため被覆等に活用したいと思います。

ちなみにこんなお花でした。

ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について

明野ハーブ農場

明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。

農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。

エキナセア
セイヨウノコギリソウ
ゼニアオイ
アルテア
タイム
ラベンダー
オウゴン
セージ

▲農場で栽培しているハーブの一部です

■国が認めた「有機JAS認証」を取得
有機JAS認証

さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。

<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。

<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査

日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。

スタッフ紹介

開発調査室
山口 浩

高校・大学で農業を学び、卒業後他業種に就職するもハーブの香りが忘れられず、ハーブに関われる植物化粧品を扱うネイチャーズウェイに入社。自社のハーブ農場も開園し、ハーブに囲まれ、ハーブに向き合い、ハーブ三昧な日々を送っています。

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Nature’s Way(ネイチャーズウェイ)について

日本のオーガニックコスメのパイオニア*であるNature’s Way(ネイチャーズウェイ)が運営する公式通販サイト。
ネイチャーズウェイの製品は日本で作る、日本人の肌にあった自然化粧品、オーガニックコスメを目指して研究開発しています。山梨県北杜市には「有機JAS認証」を取得したオーガニック原料のハーブを育てる自社農場も保有しています。またオーガニックコスメとして歴史のある海外ブランド「WELEDA(ヴェレダ)」「DR.BRONNER’S(ドクターブロナー)」の正規輸入代理店として日本のお客様へ広くブランドをお届けする活動を実施しています。
わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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