夏になると花屋や軒先などでよく見られ、夏の風物詩ともいえるヒマワリ。
鉢植えで育てたり、切り花として楽しんだりと多くの方に馴染みのある花ではないでしょうか。
今回は、そんなヒマワリの魅力について深掘りしていきます。
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ヒマワリとは?
英名:Sunflower.
和名:向日葵
学名: Helianthus annuus L.
植物分類:キク科ヒマワリ属
花言葉:「あなたを見つめる」「光輝」
ヒマワリの特徴
ヒマワリは原産地が北アメリカのキク科の植物です。成長すると高さが3メートル以上にもなり、7月〜9月頃になるとオレンジ色や黄色などの大きな花を咲かせます。
ヒマワリは学名を「Helianthus(ヘリアンサス)」と言い、これは「太陽の花」という意味です。漢字では「日を向く葵」と書くように、太陽のほうへ向かって成長し花を咲かせます。
ヒマワリの種類は、野生種だけでも約60種類あるといわれています。近年では品種改良が進み、背の高い種類だけでなく、プランター栽培や切り花のアレンジメントに適した小ぶりのものなどもあります。
ヒマワリの花は一つの大きな花のように見えますが、実はたくさんの小花が集まってできています。
「舌状花(ぜつじょうか)」 と「 管状花(かんじょうか)」という2種類の花で構成されており、側の花びらのように見える部分が「舌状花」、中央の芯の部分に密集している小さな筒状の花が「筒状花」です。
異なる2種類の花は、外側の舌状花(ぜつじょうか) から順番に咲き、 管状花(かんじょうか)は外側から中心へと順に咲いて行きます。
ヒマワリの歴史・エピソード
ヒマワリの歴史は古く、紀元前1500年頃から北アメリカの先住民(インディアン)によって栽培がはじまりました。当時は種を食用や医療用、染料に使用したとされます。特に、ヒマワリの種は脂質含量が非常に高いのが特徴で、他にもビタミンEや鉄分・ミネラルが豊富なため、先住民達の大切な栄養素でもありました。
その後、コロンブスがアメリカ大陸を発見し、1500年代中頃にスペインの医師ニコラス・モナルデス氏が種をヨーロッパに持ち帰りました。ヒマワリはコロンブスがアメリカ大陸を発見する以前には他大陸の人に知られていなかった植物のため、その珍しさからスペインの王立植物園に植えられました。
‐花言葉「あなたを見つめる」※所説あります
明るく元気な見た目とは裏腹に、ヒマワリは「あなたを見つめる」といった繊細な恋心を表した花言葉を持っています。この花言葉は、少し切ないギリシャ神話から生まれたといわれています。
ゼウス神の息子、太陽神アポロンとその恋人である水の精クリュティエ。
アポロンはある時、ペルシャ国の姫エウコトエに一目惚れしてしまい、あろうことか浮気をしてしまいます。
怒ったクリュティエは、姫エウコトエを陥れて命を奪いますが、悲しみに暮れたアポロンはクリュティエのもとに戻ることはありませんでした。
悲しみと失意の底に落ちたクリュティエは、アポロンが東の空に昇ってくるのをひたすら待ち続け、天の道を渡るアポロンを目で追いかけては、毎日、毎日、西の空にその姿が見えなくなるまで追い続けました。
そしてついに9日9晩たったとき、とうとう彼女の足は地面に根付き、顔は花に変わり、ヒマワリとなってしまいました。
この神話から、「あなたを見つめる」という花言葉が生まれました。現代でも恋の花として注目され、本数によって様々な意味をもちます。
1本:「あなたは運命の人」
3本:「あなたを愛する」
4本:「あなたを一生愛し続ける」
6本:「あなたに夢中」
7本:「秘かな愛」
9本:「いつまでも一緒に」
11本:「最愛」
12本:「恋人になってください」「結婚してください」
99本:「永遠の愛」
ヒマワリをプレゼントするときに参考にしてみてくださいね。
ヒマワリの効果・効能
<ヒマワリの主な作用>
・抗酸化作用
・免疫力向上
・代謝促進
・老化予防
<ヒマワリの主な美容効果>
・抗酸化作用
・アンチエイジング効果
・血行促進作用
ヒマワリの種はビタミンやミネラル、葉酸など様々な栄養素が豊富に含まれています。
‐ヒマワリの種に含まれる栄養素
・リノール酸
リノール酸は不飽和脂肪酸の一つで、多価不飽和脂肪酸のn-6系脂肪酸(オメガ6)に属します。不飽和脂肪酸は、血中コレステロール値や血圧を下げる効果があります。
・ビタミン
ヒマワリの種には、ビタミンB群やビタミンEが含まれています。なかでもビタミンEは強い抗酸化作用があり、「若返りのビタミン」と呼ばれます。また、肌の新陳代謝を高めバリア機能を安定させる働きもあることから、エイジング効果や、シミやソバカスが気になる方におすすめです。
・ミネラル類
ヒマワリの種には「セレン」というミネラルが含まれています。セレンは甲状腺ホルモンの活性化に必須で、細胞が酸化しないように抑制する抗酸化作用の働きをもつため、エイジング効果が期待できるミネラルです。
ヒマワリの楽しみ方
ここからは、ヒマワリの活用方法をご紹介します。
手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヒマワリオイルで肌と髪に美の恩恵を
前述のとおり、ヒマワリの種にはビタミンやミネラルなど豊富な栄養素があるため、スキンケアやヘアケアとして用いることでエイジングケアや保湿ケアなどを行うことができます
‐メイク落とし
ヒマワリオイルを肌に馴染ませることで、メイクや余分な皮脂などを優しくオフします。ビタミンEやミネラル豊富なオイルでクレンジングすることで、うるおいを与えて肌をやわらかくするだけでなく、アンチエイジング効果も期待できます。
‐マッサージオイル
保湿効果と血行促進効果の期待できるヒマワリオイルでマッサージすることで、肌の保湿とマッサージによる浮腫みケアを同時に行うことができます。
‐ヘアオイル
タオルドライのあと、髪全体に馴染ませることで乾燥やパサつきを防ぎます。ヒマワリの種がもつビタミンEは髪の補修作用もあるといわれるため、紫外線によるダメージケアなどが行えます。
食べて楽しむ
ヒマワリの種は調理せず、そのまま食べることができます。
日本ではあまり認知されていませんが、世界では手軽に摂取できる健康食品として生活に取り入れられています。
‐そのまま食べる
ヒマワリの種は、殻を剥きそのまま食べることができます。クセのないあっさりとした味わいが特徴です。そのほか、ローストして塩をかけたり、キャラメルやココナッツオイルなどで甘みや風味をつけたりと、自分好みにアレンジすることもできます。
‐サラダやスープ、スイーツなどのトッピングに
料理のアクセントや、トッピングに使用しているナッツの代わりにヒマワリの種を使用するのもおすすめです。クセのない味わいは料理を邪魔することなく、程よい食感のアクセントを与えてくれます
毎日のスキンケア・ヘアケアに
夏になると私達を楽しませてくれるヒマワリ。眺めているだけで、心がパッと明るく元気になるような気がしますよね。、ヒマワリは美と健康に嬉しい栄養素も多くもつ植物のため、開花時期は花を楽しみ、他の季節では種やオイルを生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
是非、ネイチャーズウェイのヒマワリ配合のコスメもチェックしてみてください!
ネイチャーズウェイ
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てらもと